お正月準備
今日の浦佐は1日中雨でした。
庭の木々も少しですが色づきはじめ、これからは庭掃除の毎日が続きます。
春にすてきな花を見せてもらった恩返しですね。
さてさて、10月に入り、お寺の正月準備が始まりました。
大体、秋のお彼岸が明けるとすぐに取りかかるのですが、今年はちょっと遅れてしまいました。
「今から何をするのですか?」と聞こえてきそうです。
たくさんあってなにから言えばよいのか迷ってしまいますが、千手院でお正月から行われるご祈祷のお札作りが中心です。
御日待や星祭りなど、千手院のお札はほとんどが手作りなんです。
最近になって少し機械の力を借りておりますが、それでもかなりの時間がかかります。今から取りかかっても、いつもギリギリになってしまいます。
けれど、その「手間をかける」ところにまた良さを感じたりもしてます。
千手院の星祭りは特色があって、お札の他に「記念札」という、その年の年回りを書いた紙を渡しています。1人につき1枚、簡単にしか書いてありませんが、全部手書きで1,000枚以上を書きます。書く内容は1枚1枚違うので時間がかかってしまうんですが、毎年楽しみにしていてくださる方がいるのでがんばっています。
よくこの伝統が守られてきたなぁ・・・と自分でも驚くと同時に大切にしたいと思っています。
感謝、感謝です。