御詠歌


今日は御詠歌の練習の日。秋晴れの中、午後から2時間のおけいこでした。

10月26日に福島県の飯坂で御詠歌の全国奉詠大会というのが行われます。千手院の皆さんもそこへ参加するため、今回の練習も真剣です。

全国大会といっても競うものではなく、全国の御詠歌を愛する方達が集って、1年の成果を発表したり、なにせ「奉詠(ほうえい)」ですから、仏さま、ご先祖や先達の人たち、宗祖の弘法大師さまなどに捧げる大会なんです。

千手院の皆さんがお唱えする予定の曲は『大師講第二番御詠歌・無礙(むげ)』という歌です。歌詞は「ありがたや たかののやまのいわかげに だいしはいまだおわしますなる」。これに昔ながらの音符がつくわけです。

コンサートに使われるような大きな会場のステージに上がり、お唱えをするのでステージにに見立てて練習しました。

左手には鈴を、右手に撞木、教典をしたにおいてお唱えします。房の色が白や赤、水色とあってとてもきれいです。

本番はホント緊張するんですが、皆さん、がんばりましょう!

もちろん、温泉にも泊まり夜はさらに楽しくなるでしょう。

それと今日は途中でお客さんが来て、毘沙門様について聞きたいことがあるとのこと。浦佐の裸押し合い大祭では押し合いに入る人が皆、毘沙門様の「真言」をとなえるのですが、その意味を知りたいとのこと。

真言は「オン ベイシラマンダヤ ソワカ」。意味は「毘沙門天に帰依し奉る、成就(めでたし)」といった感じになります。実にシンプルな言葉に和訳されるのですが、真言とはわざと訳さなかったもので、その音の持つ響き、言霊に重きを置いたものだと云われています。

浦佐の毘沙門様は由緒ある仏さまで、おかげで町が随分と栄え、人々にゆとりをもたらした時期がありました。しかし、最近は随分と寂しくなってしまいました。「なんでかなぁ~?」と思うことの多いこの頃です。

おっと、ワタクシがこんな事を言ってはいけないですね。

浦佐の町が元気になるよう、がんばりますよー!

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