どんより雲

ほんわりとした曇り空、裏山の杉林も花粉の色が目立ち始めて、花粉症の方達にはつらい季節ですね。

今日も相談事を1日受けて終わりました。

一昨日でしたか、情熱大陸というテレビ番組で林章敏さんという緩和ケアを行っている医師が出ていました。

医師として痛みを取るだけでなく、患者の心の問題、必要なときには家族問題にまで入って診ている姿勢にとても感動しました。緩和ケアという分野は、日本ではまだなじみが薄いようですが、患者さん一人一人に「気がかりなことは何ですか?」と、病室に自前の椅子を持参して、同じ目線で話をされている姿に、医者と同時に宗教者の姿が重なって見えました。

私たちお坊さんに求められているもの、まさしくそれを見た思いでした。

そんな素晴らしい人を見習って、少しずつでも、志を高くもって歩みたいと思います。

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どんより雲” に対して8件のコメントがあります。

  1. ゆこ より:

    Unknown
    kenjunさん、「情熱大陸」私も観ました。

    私は癌患者の遺族ですので、最期の時間はとても大事なものだと思っています。

    時間をきちんと過ごすことに、痛みのコントロールはとても重要ですので、緩和ケアがもっともっと広がるように、願わずにはいられません。

    病気を「治す」事はもちろん大事ですが、林先生のお姿を観ていて、「救う」という事なのかな?と、感じました。

    他の病院では「もう何もしてあげられません。」と言われても、あの緩和ケア科では心を救ってくれそうです。

    >病室に自前の椅子を持参して、同じ目線で話をされている姿に・・・

    とても良かったですよね。あのお姿に合掌したくなりました

    患者さんが、ご本人らしく過ごせる。それはとてもステキなありがたい事です。

    さて、先日の地震大丈夫でしたか?

    私は中越大震災の時より揺れて、すんごい怖かったです。 被害は、湯のみ茶碗にあったお茶が揺れてこぼれて、半分に減った事くらいでした。

    大きな被害を被った方々の気持ちを考えると辛いですが、早く復興されることを願います。

  2. kenjunjun より:

    Unknown

    ゆこさんも見ていましたか・・・。現場を体験なさっている方の言葉は重みが違います。

    地震も揺れたようですね。こちらも「おぉっ」というくらい揺れましたが、大丈夫でした。
    実は千手院の住職は輪島市出身なんです。実家は高齢の兄夫婦だけで住んでいます。大丈夫のようですが、それなりの被害はあったようです。心配です・・・。

  3. ゆこ より:

    Unknown
    kenjunさん、ふと思ったのですが「情熱大陸」観るって結構夜更かしさんですね。

    お寺さんって、早寝早起きかと勝手にイメージつけちゃってました。

    ご親戚が輪島市にいらっしゃるのですか。それはご心配ですね。昨日はまだ余震も続いているようでしたし、恐ろしいことと思います。

    私は夫と能登半島を旅行した事があります。

    海に囲まれて、とても自然豊な土地でした。

  4. すいか より:

    私も見ました
    私は夜更かしのお寺さんです。

    学校で「いただきます。」と手を合わせることを「特定の宗教を思わせる。」と禁止させる教育委員会。こんな世の中で寺族は何が出来るのか考え始めたら眠れません。

    うちの住職が修行したお寺が輪島市にあります。何が出来るのか、本当に必要なことは何か考え中です。

    しかし、必要な情報は案外手に入らないものですね。中越地震のときには皆さんが今の私のように情報を探していたのかなぁと思います。

    中越地震のときに複数の掲示板に書き込みをしたので今でも迷惑メールが大量にきます。こうなることを覚悟して書き込んだのだから、しょうがないけど。

    昨日、日帰りで実家へ里帰りして来ました。

    私の実家の近くにある勝願寺様で千手院様の方丈様が修行なさっていたと聞いたことがあるのですが・・・。

  5. kenjunjun より:

    ゆこさん
    結構お寺さんって夜更かしかも(笑)

    特定の修行期間は別として、普段、ほとんどのお寺さんは世間の方々と同じ時間で動いていると思いますよ。(中には本当に厳しい方もいらっしゃいますが)

    じぁ、特定の時は・・・?というと、私の場合、長谷寺での特に厳しい時は朝は3時起床、沐浴をして1日中ひたすら拝み、礼拝する。9時には寝られるが、決まった勉学が終わっていないと終わるまで。下山は禁止、新聞、テレビ、電話、外部の方とお話禁止・・・、もちろん精進料理。

    大体ですが、こんな感じでした。

    その時は確かに辛かったですが、世間との関わりを絶った時、人間の欲をつくづく感じましたね。

    昔、『ファンシーダンス』って映画がありましたが、まさしくあんな世界。ちょっと笑えてしまう映画ですが、私は好きです。

    なんか、話がそれてきましたね。私たちも皆さんとホント一緒ですよ。

  6. kenjunjun より:

    すいかさん
    本当に同感です。何で「いただきます」がそうなるの???って、いつもお坊さん仲間で話になります。

    お坊さんの会議の時など、「難しい世の中になった・・・」が合い言葉のようになってきています。

    ご住職が修行されたお寺が輪島なんて奇遇ですね!

    しかし、お寺は灯籠や倒れやすいものが多いから、被害は大きかったのでは・・・?心配ですね。

    千手院の住職の実家は周辺の道路がかなり崩れたけれど、建物に被害はなかったそうです。

    勝願寺さまで修行ですか・・・、私は聞いたことはないですねぇ~。あちこち飛び回っていた方丈なので、もしかしたらそんな時期があったのかも知れないですね。

  7. すいか より:

    違うかも
    千手院様の方丈様は私の実家がある町で高校時代を過ごされたと聞いていたのですが、その話も違うかもしれないです。

  8. kenjunjun より:

    すいかさん
    すいません、うちの住職は高校時代に勝願寺さまで修行してました。私がお寺の名前を勘違いしてました。
    その頃、友達とスキーに来たのが千手院とのご縁になったそうです。今はしてませんが、スキー宿もしてましたから・・・。話を聞くと、昔はすごい数のスキー客で本堂まで部屋に使っていたそうです。

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