根性!
天気予報のとおり、黄砂がすごかったです。
山々も霞がかかったようになり、視界が悪かったですね。
ところで、普段私たちが使っている言葉には仏教語、または仏教にまつわるものがたくさんあります。
例えば「根性」。
「根」とは能力、生み出す力、「性」は性質。あわせて、人間の生まれつきの性は、善悪の行為を引き出す力があるという意味になる仏教語です。(または機根ともいいます)
普段は「我慢する」というような意味合いで使われていますが、ちょっとニュアンスが違いますね。
根っこがしっかりと張り、性質、自分自身の才能、役目が何なのかを考える・・・、そんな行為のことが根性の本来の意味であると思います。
先代の老僧の言葉、「根っことは、先祖供養、自分の命がどこから来ているのかを考えること、そして幹とは健康のこと。根と幹、根幹がしっかりとしていれば、たとえ木こりが来て足元から切られたとしても、また芽がでてくる。しかし、枝葉にばかり気を取られ、目先のことばかりに力を使っていると、切られたとき芽が出てこない」
「根性」・・・、あらためて考えさせられる仏教語です。
日常生活の中の仏教用語
以前、ウチの宗派のお坊さんの青年会で日常生活の中の仏教用語を皆さんに紹介しようと企画し、1枚の色紙に言葉を1つずつ書くことにしました。誰がどの言葉を書くかは、くじ引きで決めました。すると、それぞれが自分にピッタリの言葉を引き当て、ビックリしたそうです。
Unknown
昨夜、「根性!」をみて、ギクッとしました。「目先のことにばかり力を…」…確かに!迷いながら進もうとしてた私は、とどまっています。今もまだ、迷っていますが… すごく今の自分にぴったりの老僧様のお言葉です。
そして、すいかさんのコメント!なんだか、不思議な巡り合わせといいますか、なんといいましょうか…
すいかさん
そういう事ってあると私は思います。
自然界にあるもの、それはすべてバランスがとれているから存在し、出会っている・・・。
青年会の方も自分でビックリするということは、どこかにそんなアンテナが常にはっているのかもしれませんね。
「根性」そんな言葉を取り上げた自分自身も、今それが求められているのかもしれません。
まさやんさん
誰でも迷いはあるものですよね。私もエラソーな事ばかり言いますが、毎日が迷いの連続です。
私が老僧から、迷ったときは自然界に答えを求めること、大義(目的)を再確認すること・・・と教えられました。
人も自然界の中で生かされ、生きている存在。自分が今、どんな季節の中にいるのか?種まきなのか?背伸びする時なのか?追肥が必要なのか?収穫時期なのか?それとも冬の土地を充電する時なのか?
山、海を見なさい。草花を愛でなさい。風、四季を感じなさい、そうしていると答えが自然と見つかるよ・・・、と教えられましたよ。参考までに。
根性
「根性」を拝見してから、数日間色々考えています。
私にも「根」があるんですね。
ご先祖様と繋がっている事を嬉しく感じます。
自分の「根っこ」を見つめて、きちんと育つようにしたいです。
大根やゴボウみたいに、太くてまっすぐでもいいですし、土をしっかりととらえて広く色んな物を吸収できる「根っこ」もいいですね。
根性は「我慢する」という表現よりも、
「曲がってる」「根性ヨシ」「根性悪」と表される言葉の方が、本来の意味なのですね。
はて?「ど根性」の「ど」って何なんでしょう??
ゆこさん
ど根性ガエルなんて、漫画があったのを思い出しました。
「ど根性」の「ど」・・・、何でしょうねぇ???
もしかして、「土」?「根性」と通じるかな?
調べてみましたが、難しいです~。
Unknown
>調べてみましたが、難しいです~。
kenjunさん、悩ませてしまってすいません・・・
雑談ですので
でも「ど根性ガエル」ご存知とは!
世代が違うので、ひょっとしたらご存知ないかも・・・なんて思っていました。
当時、夕方小学校から帰ると、新潟の数少ない民放局で放送されていたような記憶が・・・
アハハ(照)
いやいや、ゆこさんみたいなコメントがホント、有り難いのです。
一般的に、お坊さんは頭を丸めているので、若く見られることが多いみたいです。
ワタクシ、多分ゆこさんとはそんなに世代は変わらないと思いますよ!!!