観音さま

ここのところ雨が少ないですね。
週間予報をみてもお天気マークがならんでいますが、畑も乾き、薬師さまの清水もすっかり細くなってしまって、一降りが欲しいところです。

ワタクシは今日は1日、相談事で終わりました。皆、いろいろ悩みを抱えているものです。もちろん、私も含めて。。。

アオイはまだ蕾ですが、墓地の観音さま・・・、観音さまがとても涼しそうなお顔だったので、思わず1枚撮りました。

「観音さま」には、いろんな観音さまがいらっしゃいます。
千手観音、如意輪観音、十一面観音などなど・・・。けど、みな観音さまです。

正式には「観世音菩薩」また「観自在菩薩」といいます。
サンスクリット語の原点を鳩摩羅什(くまらじゅう)というお方が翻訳しました。

「音を観る」・・・、つまり目に見えないものを観る。分かるようで分からない・・・、う~ん、難しいです。しかし、現代の世の中に欠けている一番大切なものなのかも知れません。何事も結果は大切、けれど、そこにたどり着く過程や心の成長も大切。

結構前になりますが、たしか『情熱大陸』という番組だったと思います。野球の桑田選手と歌手のスガシカオさんが対談していました。

その時の桑田投手のひと言が今でも印象に残っています。
「プロに入って、結果がすべてだと先輩から教わったけど、どうも僕には物足りない。そこに到るプロセス、心の成長がないとすごく薄っぺらいものに感じた」というようなコメントがありました。

~まさしく、観音さまの世界だと思いました~

また、有名な話ですが、『キャノン』という会社があります。
これは前身となった会社の設立者のお一人、吉田五郎さんという方が熱心な観音信仰をされていて、『カンノン』から『キャノン』となったのが由来といわれています。

大事を成す方は小事をおろそかにしませんが、その背景には見えないものを大切にする、また観ようとする仏教的な思想が大抵あるような気がします。

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