千手院の盆灯籠

昨日で暦の上では立秋。「秋はどこに???」と思える程の暑さが続いていますが、晩になるとお寺の脇を流れる祓川からの上流から気持ちの良い沢風が吹き込み、風鈴がチリリンと音を立てるのを聞いていると、「だんだん秋がやってくる」という気持ちになります。

加えて今日は観音さまの宵晩です。
浦佐の西山には薬師さまもそうですが、西国三十三番観音巡りのお山があります。観音さまのご縁日が8月9日なんですね。
千手院の本尊様は千手観音さまですので、ささやかですが、お寺の者だけでお参りをさせていただいております。

ですから画像の盆灯籠も観音さまの宵晩である、8日を目途に本堂前に飾ります。正式にはお盆の際に上げる灯籠ですが、この日に飾り、観音さまに捧げると共にお盆の意識が高まっていきます。

上の色紙には「三界万霊(さんがいばんれい)」と切り抜き、下に下がっている白神には「精霊」と切り抜きます。「三界」とは専門には「欲界、色界、無色界」という三つの世界を指します。
極略していえば、欲がある世界もない世界も、人間でない世界も、すべての世界の御霊を供養し、成仏を願う言葉です。

画像は浦佐に伝わる盆灯籠で、代々に伝わってきたものです。他地域ではほとんど見られません。

今年も住職が何日もかけて切り抜き、作り上げました。
毎年、新しいものに作り替えるので、とても手間がかかるものですが、手間がかかる分、味もあると思います。

晩の風鈴の音を聞きながら、灯の入った盆灯籠を眺め、お盆がやってきます。
明日からお盆休みの方も多いのでしょうね。

千手院では今晩、ご詠歌の会があります。
毎年お盆前には写仏をしています。今日は写仏とお盆のご詠歌をお唱えして、お盆気分を高めたいと思います。

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