螢の住める水辺へ・・・
境内の脇を流れるU字溝にたくさんのカワニナがくっついていました。
約1.5センチくらいから2センチくらいのものまで、きっと親貝でしょうか?
螢のエサになるカワニナがたくさん見られるにも関わらず、境内周辺では螢を見る機会がほとんどなくなりました。
毘沙門堂と千手院の間を流れる祓川が、河川改修の影響で三面張りの今時の川になった影響が大きいのでしょう。これではエサであるカワニナも、螢の幼虫もみんな流されてしまいますから・・・。私が子供のころは結構な数の螢が見られました。水害を防ぐためには致し方ないことであったのでしょうが、何とも寂しい限りです。
しかし、螢の生態もしっかり分かってきて、ある程度の環境がそろえば螢は増えていく訳ですから、お寺の周辺にまた螢が復活できるような活動を起こしたいものです。
優れた清水が湧き出す新町地区の周辺では今でも螢が乱舞しています。
お寺からは何百メートルも離れていないのですから、螢に帰ってきてもらうことは可能だと思っています。
季節はずれな内容ですが、U字溝に一生懸命はりついて、流されないよう踏ん張っているカワニナを見て、思わず考え込んでしまいました。