ねこたたき
裸押し合い大祭から一夜があけ、今日は朝から境内の片付け作業・・・多聞青年団が活躍してくれています。私は古山門の後片付けと雪割り作業でした。
正面の白い建物に秘仏の毘沙門天が祀られています。
その前にはたくさんの藁を編んだものがならべられています。これを「ねこ」といって、境内や堂内に敷いて押し合いの危険防止に使用されています。
それをはがして並べてある訳です。
この「ねこ」は毎年11月に古老や青年団が自身達の手で編んでいるんですよ!
その「ねこ」を青年団達が振ってたたきます。この作業を「ねこたたき」と言っています。
祭り本番では男達が撒かれる福物を競って取り合いますが、押し合いをしているとなかなかとることはできません。逆に下に落ちてこの「ねこ」の間にはさまっていることもあるそうです。
実際、福物は木札で撒いて、大祭本部で交換する仕組みですので、その木札がはさまっているんです。
「ねこたたき」をしているとそんな福物がヒョッコリとでてくることがあります。
一生懸命頑張った青年団へ、毘沙門様からのご褒美とでもいえばいいのでしょうか・・・。
今日は南風が強く吹いていました。これからは日毎に春めいてきて楽しみです。