Nothing
人の情報によると昨日は湯沢で雪だったそうです。
一転して今日は快晴、気温も上がり魚野川などは雪解け水でかなりの水かさでした。
4月になっても寒暖の差が大きく、季節の変わり目のせいか、ここのところ大切な方々のお葬式が続いています。悲しいことではありますが、その分たくさんの良き思い出や教えなど、目に見えない財産をたくさんいただきました。
こうやって時代や人が移り変わっていくのだなぁ~とつくづく実感しております。
そして、そういう人のおかげでお寺が守られてきていることも再確認!いつかはたどり着く世界が宗教の世界なのかもしれません。
ある解剖学者のお話。
その方は元気な時、解剖を通じて「人は死ぬとnothing」だと確信していたそうです。
死後の世界などなく、人は死ねば無になるのだと考えていました。
しかし、その方の愛犬が亡くなった時、「心配することないよ。あの世で困ったことがあったら、あの世にいるお祖父さんとお祖母さんが必ず守ってくれるから・・・」と声をかけたそうです。
そこで矛盾をしている自分に気がついたそうです。
無意識にでてくる「あの世」という言葉は今まで一番否定していた言葉だったことに。
現実を生き抜く際に「矛盾」がある事は、不運を招く原因の一つかもしれませんが、最後にたどり着く世界、また宗教の世界は実は矛盾があっていいのかもしれませんね。