ボタンが開き始めました。

境内のボタンが咲き始めました。昨年より2週間ほど遅い開花です。

細い幹に「これでもか」といわんばかりの大輪の花を咲かせ、力強く繊細な香りを放つこの花には特別な思い出があります。

千手院の本山は奈良県桜井市の長谷寺になります。
このお寺はボタン寺、花の御寺としても有名で、ボタンの開花時期には境内が大勢の参拝客で賑わいます。

私がこの道に入ってから、お寺の山門に立った時に感動のあまり身震いをしてしまったことが2度ありました。1度目は東大寺!修学旅行で立ち寄っているはずでしたが、再度お参りにいったときに思わず震えてしまいました。そして2度目が長谷寺です。自分でも理由はわかりません。

ただ、長谷寺での修行時代にはボタンの花に本当に勇気づけられました。
なので浦佐に帰ってきてからは、いただいてきたボタンの苗を植えて大切に育てています。あのときの気持ちを忘れないようにと・・・。

そういう経験からかもしれませんが、私は相談事などの際にもボタンの花の例えをよく使うことがあります。

みんなそれぞれに素晴らしい種をもっているけれども、ボタンの花のような方が、たとえば土手に穴を掘って簡単に植えられ、あとは勝手に咲いてね~などと言っても花が咲くわけがありません。

ボタンの花にはボタンの花が咲くための環境が必要で、そういったことを観たり、アドバイス差し上げることができるのが星祭りです・・・と。ボタンなのか?ケヤキのような大木なのか?野に咲くスミレのような可憐な花なのか?竹のようなどこにでも根を張っていけるもの(人)なのか?

自分の長所、短所を考えてみる時に星祭りは大変有効で、現実味の深い教えであると感じています。ただし、いきつく先はもっと深く、大きく、広い真理、悟りの世界であることは間違いないと思います。

今年もキレイにボタンが咲いてくれました。
足が動かない分、なおさら心を引き締め直していきたいと思います。

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