前向きな我慢

浦佐毘沙門堂も菊祭りが終わり、境内の大ケヤキもひと風ごとに木の葉が舞い散っています。これを掃除するのも相当な重労働です。

話は変わり、昨日ふとテレビをつけるとNHKクローズアップ現代で『THE ART OF GAMAN』~我慢の芸術~という番組をやっていました。
第2次大戦中に強制収容所にいれられた日本人達が、財産も自由も奪われ、何もない過酷な環境の中でも生きる希望を捨てずに、貝殻や木の根っこなどを使って美術品を作り、少しでも人間らしい生活を営む努力をしていた姿に大変感銘を受けました。その作品を今、アメリカ・スミソニアン博物館で公開しているそうです。

日本人が持っていた尊厳・誇り高さに、自分が日本人であってよかったと思わせる内容でした。是非、アメリカの人が感動するようなものを日本でもやって欲しいものです。

「無意味なことであっても、前に向かって進しかないんだ」という当事者の言葉からは、我慢という言葉を否定的にとらえがちな私たちにとって大変インパクトがありました。「前向きな我慢」とでもいうのでしょうか・・・。

不思議と涙が溢れてきました。。。

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前向きな我慢” に対して2件のコメントがあります。

  1. ゆこ より:

    GAMAN
    Kenjunさん、私も偶然その番組を拝見したのです。
    大変感銘を受けました。

    おっしゃるとおり「尊厳、誇り高さ」素晴らしい心ですよね。そして、その崇高な心から生まれた作品の芸術レベルの高さにも驚きました。

    さらに・・・ 恨み言を子孫に伝えなかった。子供たちが反感を持たずに、アメリカの地に溶け込んで暮らしていけるように。先見の明もあったのですね。

    我慢ってなんだろう?本当の豊かってなんだろう?と考え直した番組でした。
    押し込めた結果、何かが高みを帯びるのかもしれませんね。
    さて、私も何でも「前向き」に受け留めるようにします。

  2. kenjunjun より:

    ホントにそうですね!
    ゆこさんもご覧になっていたのですね!!!

    恨み言を子孫に伝えなかったのは本当に凄いなぁと思いました。今の私などといったらどうでしょう???

    悲惨な過去のことにこだわらず、今を、未来を大切にしたいと思った結果、そうさせたのでしょうか。

    口で言うのは簡単ですが、日本人の美意識って奥が深いですね。

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