葬式は要らない・・・か?

『葬式は要らない』島田裕巳著、幻冬舎新書を読みました。
たしかこの本は上半期の売り上げで上位にランキングされていたように記憶しています。

~葬式大国日本の葬式無用論~とあります。

日本は葬式の平均費用が231万円で世界一。そんな葬式は無用ではないかという内容ですが、著述の7割くらいは「お金」にまつわることばかりで、葬祭業者にいくら、お布施・戒名料はいくら、といったことが書いてありました。今の厳しい経済状況の中ではそんな費用はかけられない。人口の多い都市圏では「直葬」「家族葬」といった葬式の簡略化がどんどん進んでいくのも時間の問題であると・・・。

難しい問題ですね。

最初はどうやったら安く済むかというお金にまつわる話ばかりでしたが、最後にはこうありました。
「重要なことは、最後をいかに生きるかに尽きる。残された人々に、本当にかけがえのない人を失ったという気持ちを起こさせるものであるなら、葬式の形式や内容は問題ではなくなる。」

老僧から「生き方は死に方に直結する」と言われたのを思い出しました。

私もそう思います。
ただ形式などは関係なくても「葬式」はなくならないと思いますし、必要だと思います。葬式仏教やお寺がなくなっても、人を送る、別れを告げる、感謝を捧げるという儀式は人間が生きていく上でとても大切なものだと思います。もしかしたら人間の本能のひとつなのかもしれません。

実質、葬式無用論は昔からあったと思いますが結局今も残っています。

ぼったくりのようなことをする宗教者がいる事も事実だと思いますが、私は「葬式」は大切なものだと思います。ただ、このような内容の本がベストセラーになるということは、そういう宗教者が多いということなのかもしれません。

とにかく安く済めばよいとか、煩わしい人間関係やしきたりを避けたいからとか、そういうものは人の心を貧しくしていくような気がします。うわべだけのお付き合いが嫌だからという気持ちも分かりますが、何かが違うような気がする・・・。

う~ん、ハッキリと答えが見えずモヤモヤ状態ですが、ただひとつ私が確信するのは直葬、家族葬などと言葉や形式は変わっても、葬式はなくならないということです。

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