数珠洗い
今日はご詠歌講の数珠洗いがありました。今年の数珠を洗って唱え納めするという、今で言えば忘年会といっても良いと思います。
とても寒かったですが、午後になると晴れ間もでて、越後三山もかなり下まで雪化粧していました。
午後1時30分からは本堂で今年最後のお稽古です。
栃尾のお寺様に来ていただき、冬のお休み中に練習する曲を2曲決めていだだきました。
お稽古が終わると会場を変えて数珠洗いです。
歌あり踊りありの楽しいひとときでした。私も「矢切の渡し」にあわせて踊らされてしまいました。
こうやって千手院のご詠歌講活動は1年を終わります。
また来春から再開しますが、こうやって20年以上にわたって活動を続けて来ました。今年は悲しいことに4名の御詠歌講員さんとお別れがありました。皆さん高齢ですから仕方ないことですが、やはり悲しいものです。けれど悲しい以上に、御詠歌を通して皆さんと出会えたご縁、お遍路や数珠洗い、全国大会を回って温泉などで過ごした楽しい思い出に、悲しいよりも感謝の気持ちが勝ります。
こうやって伝統は守られていくのだなぁ~と思います。そこに御詠歌の凄さを感じます。
人と人とが膝を交えて関わっていくこと、こんなに大切なことはないと思います。