送り火。

場所によっては15日の地域もあるようですが、皆さんお迎えしたご先祖様を無事送られたでしょうか?

千手院の墓地を見ていると、お参りに来ている方がチラホラと見えましたが、やはり迎え火ほどではありません。
それぞれに事情があるのも分かります。しかし先日も書いた陰陽思想が日本仏教には根強く残っています。何事も物事の真実を見ようとした時には対で見たり、考えたりする必要があると云います。一極二元論といいます。

つまり、迎えたら、必ず送る・・・ここまでセットでできる人間は実にバランスがとれている・・・という事になります。私は子供にもそのように教えていきたいと思っていますし、お話する機会がある時にはよく話をさせてもらっております。なかなかできそうでできないものですよねぇ~。

神仏にお願い事をした時には、きちんと結果を報告にいく・・・ここまでになりたいものです。

墓地の脇に咲く盆花のミソハギ。なかなかお花屋でも売っていません。今ではすっかり少なくなってしまいましたが、これもお盆の季節には昔はどこにでも咲いていたのだと思います。季節にあるものを使って、遊び心を忘れずに先祖を供養したのでしょう、素敵ですね

今日はご先祖様をお送りしてから墓地や本堂の盆飾りを片付けました。提灯や盆灯籠は千手院の内鎮守さまの諏訪様の例祭までは飾っておきますが、あとのものはキレイにしました。

弟たちが手伝ってくれたおかげで1時間くらい余裕ができたので、祓川の様子、特にホタルのエサになるカワニナの様子をみてきました。

昨年の今頃はこの堰堤の滝の付近にもびっしりとついていたカワニナ・・・先日の豪雨でみな流されてしまいました。目視でほんの少し確認できた程度でした。川の形も相当変化しました。適度に川をかき回してくれる程度だったら良かったのですが・・・思うようにはいきませんね。

千手院脇からは魚野川まで三面コンクリートの川が続くので、その辺で見つけたカワニナは上流部に帰してあげています。その程度のことしか今のところできませんが、あまり無理をしても仕方のないことなので、少しずつ、できるところから継続していきたいと思います。

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