雪囲い作業。

今日は朝から冬前の雪囲い作業に追われました。
私を含め男性4人での作業でした。境内の木々、灯籠などを冬の雪から守るための仕事です。稲わらの縄を使うため、相当握力を使います。PCを開きながら今も手がプルプル震えています。

雪の降らない地域の人にはなかなか分からない仕事ですが、毎年こうやって境内の木々や草花を冬の重い雪から守るために囲いをします。

毎冬、画像の椿の木などはすっぽり雪に埋もれてしまいます。当然、お墓なども埋まってしまいます。

新潟市など海沿いの地域ではそれほど雪も積もらないのですが、ここ魚沼は県内でも有数の豪雪地帯・・・、かなり強力に囲いをしてあげないと植物、またお寺の本堂の建物自体が壊れてしまうほどの地域です。

地元の人はもちろん、友人などからも「大変だねぇ~」と言われますが、私はこの雪囲い作業自体が結構好きなんです。

木々をできるだけ傷めないよう、また縄が緩まないように伝えられてきた囲い方、縄の縛り方を学ぶと先人たちの智恵に驚かされますし、植物への対し方、考え方が変わります。

ひとつひとつ愛情を込めて囲った植物たちが、つらい冬を越えてしっかりと花開いてくれた時のうれしさときたら言葉にできない感動があります。そんな一つ先の季節を見据えて「今、囲いをする」ことは、いつの間にか無意識に自身の人生と重なり合っていくのです。

次の季節のために、自分自身が今何をすべきなのか?
雪囲いを含め、年中行事を通して無意識の中で学んでいることは以外と多いものなのかも知れませんね。

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