深雪

今日はご法事のあと、夕方からの来客、それまでの間で除雪作業の1日でした。

千手院脇を流れる祓川、左奥がお寺です。上流部は夏にゲンジボタル達が飛び交いますが、下流はご覧の通り河川改修にあい、三面コンクリート張りの深い川・・・しかし、昨年の新潟・福島豪雨ではおかげで難を逃れることができました。

両岸から大きく雪庇がせり出してきています。

毘沙門堂の山門。
屋根に積もった雪が寒気のせいで落ちないでいます。これが一気に落ちると大変危険なので、入り口にはロープが張られ、迂回して参拝できるようになっています。

屋根に雪が積もっている下の部屋が、千手院の鎮守様を祀り、心配事相談をしている部屋になります。
ここも寒気の影響で雪が落ちません。そして本堂側(右上)から落ちてくる雪とくっついてしまっています。こうなると人の手を加えないと雪はなかなか動かなくなります。

はしごをかけ、屋根に登ってグシの部分の雪を割ります。こうしないと雪は下に落ちず、ただただ積もる一方になって建物を壊してしまうんです。屋根は滑りますし、本堂側から落ちてくる雪に細心の注意を払いながらの作業です。

千手院の樹齢約200年のしだれ桜、手前にあるのは物干し竿をつなぎ合わせて作った9mのパイプです。私がやっと一人で持ち上げられるくらいです。木の高さも相当ありますので、これくらいの長さでもてっぺんには届きませんが、できる限り大きな枝を折られないように雪を落としてあげます。花芽も傷つけてしまうかもしれませんが、大きな枝を折られてしまうよりは良いと思っています。

墓地への通路です。
手前にスコップとスノーシュー・・・こんなになっています。

池への取水口の積雪計は約2m60cmになりました。
3mの積雪計で、赤と白がそれぞれ20cmずつになります。あと40cmで3m・・・うひゃ~。

除雪をしていると可愛い小鳥を発見。近寄っても逃げません。なんていう名前の鳥なのでしょう?冬でそうなのか、よく太っています。

毘沙門堂境内にあり、千手院が管理している古山門の様子を見に行くと、回廊はご覧の雪景色・・・シ~ンと静まりかえった回廊には、普段とは違った厳かな空気が流れています。

今日1日の風景をたどってみました。。。

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深雪” に対して2件のコメントがあります。

  1. まさやん より:

    凄まじい雪
    雪、すごいですね。想像以上です。お坊様、毎日の雪掘り、ご苦労様です。脂肪燃焼しますよ
    最近はニュースで、よく新潟の雪状況が、放送されていますね。2日まで、雪が降るそうですね。
    もうすぐ立春。…雪どけはまだまだ、ですが、春って聞くと、少しだけホッコリします。立春の3日、大事な人が手術をします。たしか、3日って、旧暦でいうと、元旦でしたっけ?たしか、以前ブログで拝見したような…間違ってたら、すみません。新しい幕開けっていっていいか、わからないけど、いい日に手術になったなって、勝手に思います。いい事が起こる予感がします!節分、しっかり悪い鬼退治をしたいです。寒気も、どっかにいってほしいですね~

  2. kenjunjun より:

    おかげさまで。
    まさやんさん、こんにちは!

    おかげさまで運動不足の私にとって、雪堀りはもってこいの仕事です。これで少しはおなかが凹んでくれると良いのですが・・・。

    2月3日は大晦日、2月4日が元旦になります。
    どうぞしっかりと鬼退治をして、良いスタートが切って下さいね。

    大切な人の手術の成功と、まさやんさん達の幸せを心よりお祈り申し上げます。ご加護が降り注ぎますように!!!

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