祭礼最終日。

今日も暑かった~・・・気温35度くらいになっただろうか。明日からは雨になるらしく、湿度も高く汗びっしょりの1日でした。

今日は白山神社の祭礼最終日。朝、お参りに行きました。
こんな感じで参道が続いています。

社殿ではお祓いが行われていました。中には氏子さんやお参りの方々が静かに座ってお参りしています。
右側に見えるのが御神輿様。四隅には四神の姿がかけられて安置されています。昨日は浦佐中をこの御神輿様が行脚されたのですが、この御神輿様、見た目よりも相当重量があるんですよ。担ぎ手は帰ってくる頃になると相当ダウンしています。

もとは、この白山神社も浦佐毘沙門堂境内にあり、千手院が管理を任されていた記録があるのですが、明治の廃仏毀釈の影響で境内から今の位置に移されたとのことです。神仏習合、神も仏も上手くとけ合っていたのに今では全く別々に区分されていますね。

だからか、余計なことかも知れませんが、大震災のような時、お寺には国、県、市からなどの義援金は全くないのですが、神社は受け取ることができるのです。あくまで公益法人、公共の施設だからという理由ですが、神社にはでてお寺にはでないというのはおかしいと思います。
私がその事を知ったのは平成16年の中越地震の時でした。壊滅的な打撃を受けていても、上記の理由から義援金はあてにできず、あくまで壇信徒の寄付か、住職個人の支出か、宗派からの支援金でしか対応できずに苦慮されていた住職が大勢いました。

そして災害の時は壇信徒も等しく被害を受けているのですから、当然のことですがお寺の再建は一番最後になります。もちろんそれで良いと思いますが、神と仏をあまり区別して欲しくはないと感じます。

東日本大震災で被害を受けたお寺も同様なはずです。相当な年月がかかることでしょう。
それも放射能汚染をされた地域は、それさえも許されないでしょう。原発はやはり恐ろしいと思います。

何日か前、NHKでこれからの日本のエネルギーをどうするかについて政府関係者や有識者と討論する番組がありましたね。
エネルギーの在り方を三択でしめし、視聴者からも意見を募っていました。

エネルギー源をどうするか?ということが主題だったため仕方ないのかも知れませんが、話にでてくるのは「コスト」のことばかり。精神科医の香山リカさんだけが少し別のことも話をしていましたが、テレビを見ていて残念な気持ちにさせられました。「この国の未来はこうあるべきだ。だからそのためにエネルギーについてはこうあるべきだ」という意見は有識者といわれる人達からは一言もなかったように思いました。

討論している内容は、安く安定したエネルギーを供給できなければ、競争力が落ち、世界3位の経済大国から退き、周辺の各国から一段と遅れをとってしまう・・・結果、庶民の生活も困窮するという事ばかりでした。それもそうでしょう。

番組を見ていて、数年前、これもNHKの番組だったと思いますが、北海道と東京の高校生、大学生に「生きていくためになくてはならないものは何か?」というアンケートをとっていたのを思い出しました。アンケート結果は、北海道では「空気」「きれいな水」「森林」が上位。東京では「お金」「携帯電話」「パソコン」が上位、それを見た大学教授がうなっていたのを思い出します。

私を含め、今の大人社会も全く同レベルなのかも知れませんね。教育の現場の問題も、大人社会がそっくり映し出されているのだと思います。

ブータンの国王が来日した時、多くの人は「国民総幸福論」に感動したと思います。「お金」だけでは計れないものがあると・・・。
日本の現状では難しい部分もたくさんあるでしょうが、何とかならないものか・・・。

祭礼の話から随分横道にそれてしまい、自分勝手な意見を書き並べてしまいましたが、思いの一端を述べさせていただきました。

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