自然と人との関わり。

今日の浦佐は曇り空・・・雨が降りそうで降らない・・・蒸し暑い1日でした。
私は午前中は宗派の仕事、午後は明日から再度東京へ行くための準備とホタルのためのボランティア、あとは境内と墓地の掃除で終了!

明日から24日の夜まで東京のお寺さんのお手伝いに再び出張?してきます。

さて、

私、鳥の名前は本当に無知です。
1ヶ月前くらいから、お寺の中庭池に引いている水に鳥のつがいが羽休め?水浴び?にきています。仲よさそうに、1羽が水から上がると相方が水浴びし、交互に何回か繰り返すと一緒に飛び立っていきます。その光景が少し離れた部屋から良く見えるので、「おっ、また来たか」と思いながら楽しみの時間にもなっています。

そして午後からは時間の都合がついた有志4人で浦佐毘沙門堂の石垣下を流れる堀を整備しました。
そのうちのお一人は東京からお仕事で帰ってきたばかり、しかも夜には別の会議もあるとのこと・・・頭が下がります。

ここは祓川が河川改修される折、ある総代さんが「カジカガエルが生き残れるように」と、三面コンクリートで整備された川とは別に残してくれた堀の流れです。しかし、その後が問題・・・誰も手入れもせず、大ケヤキからの落葉と冬の雪で折られた枝などが堆積し、少し泥沼化してしまっていました。

しか~し、この有志の方の中の一人が2年ほど前から少しずつ手入れをして下さり、昨年の豪雨で流されてきたであろうゲンジボタルが、今年はこの堀で十数匹確認されています。この堀は適度に人の手が入りさえすれば、ホタルが生きられる条件はすべて整っています。

約1時間30分の作業で、草ボウボウだった堀は随分きれいになりました。しかし、汗と泥でビッショリでした。
本当は6月前半の祓川草刈りの際に一緒に手入れできればベストだったのですが、皆さんボランティアですから何かと時間がとれず今になってしまいました。もちろん、ホタルが産卵しているであろう箇所は今回は手をつけませんでした。順調にいけばあと1週間ほどで幼虫がふ化すると思われます。

この堀にホタルが舞うようになったら、どれだけ毘沙門様の風情が増すことでしょう。
地元では、浦佐の人は商売が下手だと言われています。しかし、あまり観光地化されず、拝観料もとらず、信心ある人だけがお参りに来る、静かな風情を残している浦佐毘沙門堂は貴重な存在なのかもしれません。

何年か後、この有志の方々とホタルを見ながら一献交わせる日が来るといいなぁ~。

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自然と人との関わり。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 西澤 張元 より:

    ブログ読んでいます
    毎年お盆に来て頂き有難うございました。副住職様のお経は、心に響き渡ります。頑張つてください パソコンは、不慣れです。お礼まで

  2. kenjunjun より:

    ありがとうございます!
    西澤さん、コメントいただきありがとうございます。

    こちらこそ、毎年つたない読経で失礼されていただいており、色んなことを聞かせていただいて有難く思っております。

    なかなかお盆参りの時には時間がとれませんが、ブログで田舎の山寺の生活の様子がお伝えできればうれしいです。

    しかし、暑いですねぇ~。
    くれぐれもお体ご自愛下さい。

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