お正月準備。

今年は少し遅れたが、千手院では秋のお彼岸を終えると来年のお正月準備にとりかかります。

その第一陣がこれ。祓川沿いからヨシをとってきます。この2束でちょうど200本ちょっとあります。
このヨシをよく乾燥させ、皮をむいて一定の長さに切り、お正月のお日待などのご祈祷に使う幣束に使用します。

千手院では毎年1000体近くの幣束を作るので、ヨシも1000本近く必要になります。
ヨシ1本から約3本の幣束用のヨシがとれるので、山から300本ほどをとってこないといけません。

今日は1日かけてヨシをとりにいきましたが、幣束に使えるヨシも年々減ってきており、あと100本をどう探そうかと考えています。
このヨシは細すぎてもダメ、あまり水が多すぎるところに生えるものも水分を多く含みすぎてダメ・・・など、どれでも良いという訳にはいかないので、幣束用に使える条件があります。さて、残りをどうしようか・・・・?

などなど、考えつつヨシをとっていると、なんと祓川沿いの草が随分と伸びて川を覆い隠してしまっていました。
去年の新潟福島豪雨の影響で川は沿いの土砂はえぐりとられ、今春の草刈り、川整備作業ではこの夏も大した草にはならないだろう、などと勝手に判断していたら、予想に反して随分と草が伸びてしまっていました。

ここはゲンジボタル達が自然に生息する地域・・・ホタルが生きていくには川面に適度な日照が必要になります。

ヨシとりの後、草刈り機を持ってきて川沿いの草刈り作業をしました。
この作業は本当は8月頃していないといけないのですが、ついうっかり・・・今年は失敗してしまいました。

ヨシとり、草刈り作業をしていると、ポチャン、ポチャンとクルミの実が川に落ちる音が秋を感じさせてくれます。

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