戸たての薬師。

5月8日に浦佐城跡に登り、浦佐の民の健康を守って下さった薬師如来さまが雪降り前に山を降りるのが「戸たての薬師」といいます。
昨晩、お護摩修行とともに厨子を開帳し、今日のお昼頃までお祀りし、後片付けとなります。

江戸時代後期まで浦佐城跡二の丸跡に薬師堂なるものがあったと記録されており、そこで祀られていた薬師如来さまです。

春の5月8日に山に登り、秋の11月8日に山を降りる・・・なんていう風習は雪国ならではだと思います。
私の知る限り、今でもこのような風習を残しているのは柏崎市の米山に祀られる米山薬師と千手院の薬師様だけです。米山は浦佐城跡よりもはるかに標高も高いです。

今日はお昼にお参りを済ませたあと、土砂降りの中を山に登り、薬師様の祠の前で手を合わせ下山を願ってきました。
途中、おもわず天然のなめこを発見!お味噌汁にできるくらいは収穫できました。これも薬師様の御利益か~!!!

ここのところ季節の変わり目か、お葬式が続いてしまい、数日の写真を載せておきますね。

今日のなめこもそうですが、これも薬師様の恵み、ヒラタケです。
出会ったときには思わず笑みがこぼれます。早速いただきました、美味しかったです~。

徐々に寒気が入ってきています。
越後駒ヶ岳(左)、八海山(右)も中腹近くまで雪が降りてきました。画像では上手く伝わりませんが、山頂は雪景色、徐々に紅葉が下に降りてくる風景は素晴らしく綺麗です。

冷たい雨の合間に毘沙門堂境内のケヤキの紅葉と虹の共演。

その毘沙門堂での浦佐菊まつりも10日で終了!昨年に続いて、今年も期間中は雨が多かったように思います。

皆さまから寄付をお願いして着工した墓地法面の崩れ防止工事も無事に終了しました。
これで山側から押してくる斜面を押さえられ、お墓も一安心といったところです。ワッフル状になった黒い部分は春には芝生状の芽が出て、緑になる予定です。

ちょっと駆け足ですがお伝え致します。

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戸たての薬師。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 遠方の信徒・環閑亭 より:

    奇麗になりましたネ-。
    裏の墓地法面、皆さんのお陰で奇麗になりましたね。

    春には芝生の芽が出てくる?又違う感覚の浦佐の春を
    楽しめそうですね。

    小生は浦佐の春、法面に沢山フキノトウが出て来ているところが好きでしたが無くなる、それも時代の流れ?

    春には法面の奇麗な芝生をUP願います。
     (芝生の手入れも大変ですね)

  2. kenjunjun より:

    おかげさまです。
    環閑亭さん、こんにちは。

    おかげさまで法面の崩れ防止工事は完了しました。
    春には芝生ではないのですが、雰囲気が芝生に似たような「草の種」を土に混ぜ込んで吹き付けてあります。それが伸びて緑になる予定です。

    今までほどではないにしても通常の草刈り作業は必要になってくるでしょう。

    今、県内の災害復旧の工事はほとんどこの形式がとられているとの事です。

    たしかに「法面にフキノトウ」の光景はなくなってしまい残念ですが、法面をそのままにしておくと上と下に建つお墓の維持が心配なものですから、優先順位を考え、今回の決断になってしまいました。どうぞご容赦下さい。

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