雪掘り。

昨晩はかなり雪が降りました。
朝起きると本堂の屋根には約40cmほども新雪が積もっていました。

おかげで庫裡前の車庫の小屋根もかなりの積雪になり、朝はその雪下ろしから始まりました。
境内のほぼすべての屋根は自動落下式にしてあるのですが、ここだけは手作業で下ろさないといけません。

さて、私は16日から毎年決まったお宅へお日待のご祈祷に出かけています。
地区ごとのまとまったご祈祷とは別に、昔から伺っている壇信徒のお宅です。床の間の前に御札と幣束を用意し、ご祈祷をあげ、その後は仏壇に手を合わせ一年の安穏をお祈りします。個別のお参りもあと数日で終わるところです。

お宅によっては一献あり!
これがお互いに言いたいことを言い合える貴重な機会にもなっています。

今日は、明日の五箇地区のお日待祈祷に備え、準備の日として1日あけてありましたが、この大雪で毘沙門堂境内にあり、千手院が管理している古山門(太子堂)の雪も凄い状態になったため雪掘りにいきました。

浦佐では「雪かき」とはいわず、「雪掘り」といいます。
雪が重く、掘り上げないといけないからです。

毘沙門堂をお守りしている普光寺さまの本堂もご覧の通り・・・凄い雪になりました。
こうやって屋根から落ちた雪が屋根に続くようになると、建物を傷めるようになるため注意が必要です。

山門をくぐり、お堂に続く長廊下もご覧の通り・・・。

ここが古山門です。境内で一番古い建物になります。
両脇は冬囲いをしてありますが、もう雪でいっぱいです。さて、このお堂の裏に回ります。

ただの雪の斜面にしか見えないですよね・・・。
お堂の屋根から滑り落ちた雪が、下の雪と繋がっている状態です。

雪が物を引っ張る力というのは相当なものがあります。
こういう状態のまま長く放置すると、建物がどんどんと雪に引っ張られて屋根が壊されてしまいます。

作業後です。
頑張ってくれたスノーダンプとスコップ君にお疲れ様です。この下にはまだ1m50cmほどの積雪がありますが、雪が屋根とつながってさえいなければ、とりあえず一安心です。

雪掘りをしていたすぐ下を見ると、お掘りの脇を小川が流れます。
ここはホタルや蛙たちを残そうと試みているところです。数年前に毘沙門堂の上手にある白山神社が消雪のために井戸を掘り、そこの暖かい地下水が流れ込むようになり、冬でも川の姿を見ることができます。そうでないと、今頃は雪に埋まり、川の姿は全く見えません。

きっとホタルの幼虫たちも喜んでいるかな・・・などと思いながらの雪掘りでした。いい筋トレにもなりましたよ~!!!

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