サンヨーちゃん。
3月3日、浦佐毘沙門堂の裸押し合い大祭のゆるキャラ?「サンヨーちゃん」
魚沼に春を告げる勇壮なお祭りを前に、浦佐の通りにはサンヨーちゃんののぼり旗がたくさん見られます。
今年はお祭りが日曜日になるため、大勢の参詣があるでしょうか。
雪国の男同士のぶつかり合いはなかなか見応えがありますので、皆さん、どうぞ足を運んでみて下さい。
浦佐ならではの「カジカ酒」「しんこ餅」など、美味しい物もたくさんありますよ~。
そういえば、サンヨーちゃんの着ぐるみってあるのかな???
サンヨーちゃんが町中を歩いていたりすれば面白いなぁ~。
さて、今日の浦佐は真冬のお天気・・・細かい雪が終日降り続けました。
午前中は心配事相談、午後の相談事がキャンセルになったため、雪が降っていましたが境内の桜たちの剪定作業をしました。
こうやってでてくる細かい枝を剪定します。雪のおかげで、普段でしたらはしごをかけないと届かない位置にも、簡単に手が届き、作業もしやすいのです。今年も綺麗な花を咲かせてくれよ・・・木々と向かい合う時には心の中で話しかけながら作業をします。
先般、千手院の桐の木で火鉢を制作した記事を書きましたが、残っている材料で他にも掛け軸箱などを作ってもらいました。
そして特別にオイズルを納める桐箱も・・・。
昔、千手院の南東50mほどに小さな庵がありました。私がうっすらと記憶にあるくらいです。
今は河川改修に伴い、その位置についてはほとんど分かりません。
正確な記録がなく、あくまで先代からの伝え話となりますが、その庵には関ハルさんという尼僧が住んでいたそうです。その方は大変弘法大師信仰が篤く、明治初期に何度も四国八十八カ所巡礼を行いました。そのオイズル、御朱印帳、四国や高野山、それまでの道中に泊まった宿もと帳などが残されています。
何度も四国を参り、そこで御朱印をついてもらうので、オイズルも真っ赤になっています。
その庵は後に無住になり、そこに祀ってあった弘法大師像が今、千手院の心配事相談を行うお部屋に安置、祀られています。
今までは段ボール箱にしまわれていましたが、今回はちょうど良い材料があったことから桐箱を制作させていただきました。
明治の初めに四国を巡礼することは本当に大変だったと思います。その信仰の篤さと記録をできるだけ大切に致します。
このオイズルにはどのような思い、願い、苦労や楽しみがあったのだろうか、どれだけの人間が関わったのだろうか・・・などなど、色んなことを考えさせられます。そしてそんな思いにふけることは私の気持ちを何故かワクワク、ドキドキ、良い意味で楽しませてくれるのです。感謝です。。。