別れ。
3月は別れの季節、十二支では卯の月であり、「卯」とは扉を開くという意味もあります。
冬から春、学校では卒業式、別れと新たな旅立ちとが交錯する月なんでしょうね。
千手院では3月3日の裸押し合い大祭前後からお葬式が続いています。
今日は1日宗派の会議を長岡で済ませ、夕方からお通夜がありました。
昨年奥さんを亡くし、一人で暮らしていたお父さん。
お年はお爺ちゃんと呼ばれる年齢でしたが、かもしだす雰囲気は「お父さん」という言葉がよく似合う、元気の良い方でした。悲しい出来事でしたが、特段の大きな迷惑もかけず、最後まで信念を貫いて生き抜かれたのだろうなぁ・・・と思わせる最後でした。
身体は最後を迎えられましたが、その魂、残していかれた教えや戒めはきっと生き続けていくことでしょう。
明日は葬儀式となります。
この世で出会えたご縁に感謝申し上げ、引導を授け、仏弟子になられる儀式に心を込めて臨みたいと思います。