ひとつずつ。
うれしい事が続いた。
冬に修復にだしていた大切な掛け軸が見事になって帰ってきました。
文化財保護に取り組み、しっかりと修行、経験を積んでこられた職人さんの手によって、100年後にできるだけ痛み少なく再修復できるように薬品などは一切使用せず、材料など仕様の細部にまでこだわっていただいたものです。
キジのつがいにボタン、ウグイスに梅の花が咲く花鳥図です。今年で寄進されてから176年目を迎えます。
他にも私の代までに修復しなければいけない仏像、掛け軸が山積みです。
このような修復には相当な費用がかかりますが、できるだけ安易な方法はとらずに、費用がかかってもできるだけ今までの歴史を尊重し、あと100年後を見据えていきたいと考えています。
100年前、200年前の職人さんは本当に良い仕事をしていると、掛け軸の前に座ると実感します。
昔の人は目先の利益にとらわれず、大きな視点、誇りを持って取り組んでこられました。日々の生活が第一ではありますが、私もかくありたいと思います。
今日は朝に地鎮祭を済ませ、大学時代からの友人の結婚式で柏崎市へ行ってきました。
めでたい、めでたい!!!
何はともあれ、うししい1日でした。