カエルの歌が~

朝晩はとても涼しく寒いくらいですが、日中は初夏を思わせる暑さが続いています。
おかげで、千手院脇を流れる祓川からもカジカガエルの綺麗な鳴き声が聞こえてきます。

カエルにも色々な種類があり、カジカガエルはやはり水のきれいなところに生息しているそうです。そしてその鳴き声は小鳥を思わせるような綺麗さを持つといわれているそうです。

何年か前までは私も意識しないで聞いていましたが、そういうアンテナを張りながら耳を澄ますと確かに素晴らしい鳴き声です。
普段当たり前の光景、音のなかにこんな素晴らしいものがあったんだ!!!と感動したことを思い出します。そしてホタルしかり、このカジカガエルもしかり、沢ガニやオニヤンマなど浦佐の西山は草花もいいが、この水辺の環境もすごく良いと思います。大切に次世代に残したい環境です。

この水源になるのは豊かな里山、そして冬の雪が中心だと思います。
そう考えると豪雪地の冬は確かに大変ですが、恵みの雪でもありますね。

さて、今年は4月から土日はほぼご法事、平日は心配事相談やご祈祷、宗派の会議や仕事が続いています。
今まではご法事なども住職がそれなりにさせてもらっていましたが、手術後はさすがに前のようにはいかず、お葬式以外はほぼ私の仕事になりました。

そのような事情もあり、境内の掃除や草刈りも遅くなったり、心配事相談の予約もとれにくくなってしまい、檀信徒の皆さまには大変ご迷惑をかけておりますが、どうかご理解をいただきたくお願い申し上げます。

今日は普光寺さまの檀家さんのお宅に葬儀のお手伝いにいきました。
故人は大変まじめな方、奥さんは大変信心が篤く、千手院の御詠歌にも発足当初からほとんど休まず来てくれたり、札所を巡礼したり、毎年世話をしたお花をお寺に飾ってくれたり、言葉の少ない方ですが、それ故にその行動から感じるところがとても大きな奥さんです。

今は亡きご主人の面倒を見るために、色々なことを我慢しながら、何年もよく頑張ったと思います。
何事も我慢のしすぎは良くないこととは思いますが、このご夫婦の在り方、生き様を拝見するとき、とても素晴らしい夫婦の在り方だと感じるのです。今、私のような世代にはあまりない、美徳というか、何というか・・・う~ん、表現が難しい。

そして思うのです。
今日、出棺の時、大勢の人達が見送りに来て下さった中で、お孫さん達が大粒の涙をこぼしていました。しかし、彼らはしっかりと前を向き、胸を張っていました。別れの悲しさと感謝の気持ちが大きく入り交じったのでしょう。色々な葬儀でご供養をさせていただいていますが、僧侶として、こういうお子さん方は将来必ず大きく成長するはずだと確信します。

お爺ちゃんの恩に報いるように、そして自分自身のために、ガンバレよ!!!私もガンバルぞ!!!

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