冬のしだれ桜。

ここのところの降雪で浦佐の積雪も平年並みくらいになったでしょうか。

今日までの新雪で、千手院境内の樹齢200年のしだれ桜もご覧のよう・・・。
春にあれだけの桜を咲かせてくれる大木も、毎冬にはこのような雪国の重い雪をまとい、それに耐えながら春を待ちます。これだけの雪ですと相当な重量になります。この雪の重さが雪国で大きな木が育ちにくいひとつの要因でもあります。

しかし、この姿を見ているからこそ、あの春の光景が人一倍うれしく、感激するのも事実です。
全国には樹齢200年ほどの桜は比較的各地にあります。しかし、これだけの雪に耐えて生き残るしだれ桜は格別です。春の満開のしだれ桜も見て頂きたいですが、私はそれ以上に、この冬のしだれ桜もみて欲しいと思います。千手院のしだれ桜の素晴らしさは、春と冬の両極から見たときに本当の美しさが分かると思います。

本当は伸び出た枝に支柱をしていきたいのですが、写真を撮っているこちら側には生活道路があるためできません。
これだけの雪が積もると、物干し竿を2本つないだもので、雪を落としてあげています。約10mほどにしてありますが、上までは届かないのですが、できる範囲で行っています。

今日は本町地区のお日待、星祭りのご祈祷を本堂で上げさせていただき、午後は個別のご祈祷で終了。

夕方からは雪も止み、夜には久しぶりにお月様が顔を見せました。
写真では上手く撮れませんが、このような月夜になると雪が反射をして外の世界は白い雪が碧?蒼?の色に染まります。とても幻想的な光景が広がります。

その分、明朝はかなり冷え込みそう・・・。

昨日は寒九の日でした。私はお葬式でしたが、お寺では昔からの清水が2本あり、今でも1本は飲用しています。
寒九の水を汲んでおき、その水で本尊様にお茶を供えし、私たちもいただきました。1年で一番水が綺麗になる日だと言い伝えられ、酒蔵などではこの日をとても大切な日としてきました。

このような日本の風習、伝統は、とても誇らしいものだと思います。
今日は美味しいお水を頂戴しました。。。

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