お祭りへ向けて

浦佐毘沙門堂、山門をくぐるとご覧の長廊下です。
長廊下の右側に見える大きなお堂が毘沙門堂、左側に赤い屋根が見えるのが千手院が管理する古山門(太子堂)、長廊下つきあたりがお不動様のうがい鉢です。

雪もご覧のようにありますが、平年に比べると少ないようです。
3月3日の裸押し合い大祭になると、この石畳にもみんな雪が入れられ、その上を血気盛んな男達がお堂に向かって裸で駆けていくわけです。

もっと雪が欲しい状況ですが、ここ数日天気予報のように雪は降らず、昨日は風があったものの、今日も落ち着いたお天気でした。

今日はご法事がありました。
千手院の本堂も建て直されて今年で206年目を迎えます。あちこち隙間だらけで、朝からストーブを何台もつけたりしていても、なかなか本堂は暖かくはなりませんが、落ち着いたお天気のおかげもあって、無事ご法事を終えることができました。

いつもお葬式やご法事で感じることですが、私はもちろんご本尊様や亡き御霊に真剣に向き合いますが、同時に背中からも大いに視線を感じています。そして、読経や作法が終わり振り返って、施主や参列者のお顔を拝見しながら法話をしていると、生意気なようですが、個々の先祖や目に見えない世界への関心度というか、心が向いている人とそうでない人が実はよ~く分かるのです。

お坊さんは私のことなど見ていないだろうと思っている方もあるかも知れませんが、決してそんなことはありません。
反対に私もそうです。実はよ~く見られているであろう・・・と、常に良い緊張感を保つように心がけています。

見ている・・・見られている・・・、実は誰もいない時にこそ、「仏様には必ず見られている」という意識と行動が大切なのだろうと思います・・・が、これがなかなか難しい。ついついダメな自分が出てしまいます。しかし、いつも心には留めている言葉です。。。

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