生き様と死に様。

先代の賢能和尚が良く言っていた言葉です。
「生き様は死に様」「誰が見ていなくても仏様は必ず見ている」そう思って生きなさい・・・と。

今日はSさんの御葬儀でした。
外見は静かな人で、お参りに伺う時のお話も、いつも物静かな語り方の人でした。

たった1日の入院で、あっという間に旅立ってしまいました。

昨晩、御通夜が終わり帰路に向かうと空は満天の星空。
明朝は雲海がかなり深くなりそうだな・・・と予想し、今朝、葬儀の前に山へ登りました。

この時期、雲海の写真ばかりですいませんが、今年2回目の深い雲海が広がりました。
浅い雲海は5回ほど出ています。

写真を撮られている方がお一人。後ろ姿が何故か神々しく見えました。
「生き様は死に様」、この光景を見ると、こんな日に旅立てるSさんの生き様は本当に素晴らしかったのだろうと確信します。物静かで言葉少なめな方でしたが、この旅立ちがすべてを物語っている・・・仏様は見ているのだな~と思います。

私もこのようにありたい・・・と久しぶりに感じました。

有難い御葬儀でした。「感謝」という一言です。

最後に今日の雲海の動画を載せます。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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