お彼岸

昨日から春のお彼岸に入り、浦佐も暖かな春の陽気になりました。

境内のボタンの花壇の片隅に咲くクロッカス・・・この花が咲くと春がきた~って感じになります。
これから徐々に早春の花が咲き誇るようになります。

おかげで気持ちよくお彼岸参りにでかけられております。

墓地の積雪はご覧のようです。
長靴があればお墓参りできるような状態です。普通の靴ではまだダメです。

後ろの山が薬師山、浦佐城跡ですが、このくらいの陽気になるとすでにマンサクの花が咲き誇っているでしょう。

越後三山もかなり山肌が黒くなってきました。昨年とはまるで雪の量が違います。

そんな感じで春のお彼岸に入ったのですが、本堂前では大工さんの工事が入り始めました。

50年近くがんばってくれた階段とサッシを入れ替えるためです。
もともとは木戸だったのですが、時代の流れでサッシに代えられました。しかし曇りガラスのおかげで堂内の廊下などは日光による焼けを最小限にとどめる事ができました。

反面、なかなか開けておくことができず、その分お寺の開放感はなく、どうしても閉じられた雰囲気は否めませんでした。
また古くからの雪国(魚沼周辺)のお寺は構造上どうしても日光が差し込みやすい作りになっています。(浦佐毘沙門堂などのお堂は別格の作りになっているため例外です)

10年以上前からこの本堂向拝を何とかできないかと試行錯誤しておりましたが、やっと今回取り掛かることができました。
ただ初めて試みることもあるため不安もあります。

正面の曇りガラスも透明なものに代えます。今はすばらしいフィルムやガラス性能のおかげで建物を焼き、傷める紫外線も相当カットできるようになっています。

「お寺は敷居が高い」とよく言われますが、私はお寺は敷居は高くてよいと思っています。やはり本尊様やご先祖様の存在は私たちより一段も二段も高くなくてはいけないと思います。

しかしそこに住む人は別です。
住む人とはお坊さんのことです。住職として、一人の人間としてのお付き合いは対等に、入りやすい、付き合いやすい存在でありたいと思っています。

そんなお寺の入り口になることを願って・・・

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