貴重な晴天。

昨日の夕方、越後三山。
左の越後駒ヶ岳も中腹下まで雪が下りてきています。昨日は穏やかな晴天の中、ご法事がありました。

今日は一転、雨模様・・・今後も天気予報は雨マークが続いています。
これからの季節、雪国はお天気が悪い日が多く、昨日みたいな晴天は本当に貴重です。

私はお正月準備を急ピッチで進めています。
かなり印刷技術の力も借りるようになりましたが、それでも尚、千手院のご祈祷に使用する御札は手作業、手作りのものが多くあります。奉書紙を折ったり、幣束の切り込みを入れたり、それを折ったり、筆を入れたり・・・、まぁ、色々ありますね~。

先般、雑誌の取材にこられた方から「御札は何種類くらいあるのですか?」と質問されました。
その時は「数えたことがありませんが、相当な数になります。」と答えたと思いますが、お寺からお渡しする御札は、人の願いの数だけあると言ってもいいのかも知れません。数え切れないし、その時代時代でお願いの種類も多少変わってきますから。けれど、50年以上、ご祈祷と心配事相談をしてきた亡き老僧を見ていても、それを引き継いで私も18年が終わろうとしていますが、いつの時代になっても人の悩みや願いというのは、根本的にはあまり変わっていないと感じます。

進歩することは重要だが、どんなに物質的に豊かな時代になっても、技術が進んでも、人が願い、悩む部分はあまり変わらない・・・、だからこそ、その人が幸せかどうかは、最後はその人の「心のありよう」で決まるものだと、先人たちの教えと、私が目の当たりに感じていることがだんだんと一致してきたように思います。

ただ、ここ数年気になるのは、薬にどっぷりと浸かってしまっている人が多くなってきたことです。百薬と百毒です。

おっと、話がだんだん固くなってきてしまいました。

もとい、
ご祈願をする事の多い真言宗や天台宗系のお寺には御札がたくさんありますが、ご祈祷を主としない、ご供養中心のお寺にはあまり御札というのはありません。
どちらが良いとか悪いとか、という事ではありませんが、皆さんの回りのお寺さんはどうでしょうか?

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