気持ちのこもった法要でした。

今日は立春、暦の上では春、そして暦の世界では今日からが平成29年に入ります。

浦佐は久しぶりに雪がやみました。
今日は東京へご法事へでかけました。浦佐から東京へ出て、最後までふるさとを大切にしてくださった方のご法事・・・。

晴れた女性で、楽しいことが大好き、ご主人を早くに亡くしてからも明るく、おおらかな気持ちを忘れずに最後の最後まで生き抜かれた方でした。まさしくその人の生き様なのでしょう、ご子息もそれはそれは大切にご法要の準備をしてくださいました。

私ができる限り、全国どこでも、世界どこでも、請われればどこへでも伺いたいと考えています。

「日三省」浦佐出身の高僧、高野山金剛峰寺座主をつとめた関栄覚大僧正のお言葉・・・、ご法事やご祈祷、心配事相談など、いつも自分のもてる力を最大限発揮できたのだろうか?お役に立てたのだろうか?と自問自答しながら臨んでいます。

生意気なことを言うようですが、きっとご法事などに参列された方は、お坊さんの読経中の背中を見れば、本当に心をこめてご供養しているのかどうかが分かると思います。

同じように、私たちお坊さんも読経が終わり、振り返って参列された方々のお顔を見れば、皆さんがどのように感じているかどうかがなんとなく分かるものなのです。千手院ではどんなご法要でも、必ず最後は振り返り、皆様の目を見て話をしなさい・・・というのが、先代の師匠からの教えです。

最初は話の内容もしかり、自分でも何を言いたいのか、伝えたいのか、右往左往しながらも、本格的に皆様の前で読経をあげさせていただくようになって20年を超え、おぼろげながら先代の言いたいことが分かってきたように感じます。

久しぶりのきれいな夕方になりました。

雪のでこぼこも、よ~く見るとまるで雲海のようです。

お墓は雪に埋もれてしまっていますが、この雪が越後の人の甘みを作るのかもしれません。

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気持ちのこもった法要でした。” に対して2件のコメントがあります。

  1. ようこそ より:

    雪景色
    大雪に謹んで御見舞いを申し上げます。
    カラカラの東京での法要 御苦労さまでした。
    20年の御修行を経ての関先生の読経に 晴れて旅立たれた 仏様は 結願されたと思います。
    立春に相応しい 美しい雪の雲海でした。
    今年もどうぞ宜しくお願い致します。

  2. kenjunjun より:

    晴天
    ようこそさん、こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いいたします。

    東京にてお日様のパワーをいっぱいいただいてきましたよ~。

    これから日々、春が近づいてくるかと思うとウキウキしてきます!

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