お帰りになりました。
1年以上、修復にかかっていた浦佐毘沙門堂・古山門の聖徳太子像とその厨子が本日お帰りになりました。
何とかお盆に間に合いました。
ぱっと見ると「どこが修復されたの?」というくらい、よく分かりませんが、細部にわたり、しっかりと修復をされてきました。あとは開眼法要を行ってお盆をお迎えいただきたいと思います。お盆明けになってしまうと思いますが、ご寄付をいただきました方々には、後ほど文書にて詳細をご報告させていただく予定です。
本当に、本当にありがとうございました。
話は変わり、台風5号の被害は浦佐はほとんどありませんでした。
当初、浦佐を直撃するようなコースが示されたので、お地蔵様の旗や植木鉢などを片付けたりしましたが、備えれば憂いなし・・・、何事もなくてホッとしています。
お盆を前に四国のお遍路でいただいてきたハマユウもきれいに咲いてくれました。
盆前に、墓地に灯篭を移設しました。
こちらの石灯篭は下の部分だけ中庭に残されていたものに、火袋から上を天然石にて新調して、墓地の子育て観音様の前に移動したものです。
下の部分は年号から、200年以上の前のものですが、上の部分だけが消失しており、しかもほとんど人目につかない場所に放置されていたので、何とかできないものかと思い、今回無事に移設できました。周囲は秋に芝を張る予定です。
他にもう1基、台座だけの石灯篭が残されています。こちらも実にもったいない・・・予算がつき次第何とかしたいと思っています。
実は似たように、石灯籠の火袋から上だけが消失しているものが、毘沙門堂の弁天池付近にも多くあります。
いつの時代に、何かしらの理由があって同じような消失をしているものと考えられますが、何とかできないものか・・・実にもったいない。
整備には時間も費用もかかりますが、ひとつひとつ、じっくりと取り組んでいきたいと思います