工事中

1週間前より庫裡玄関を直すため工事を始めました。
今日もご法事がありましたが、お参りの方にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。

庫裡玄関を整理して、薪ストーブを設置いたします。

お寺を維持していく上で特に気をつけているのが、「火」と「水」です。
火災は絶対にだしてはいけません。また水回りも大切で、お寺のように木造で、什物があるところには適度な湿度が必要ですが、湿度がありすぎるのもいけません。

ここ数年薪ストーブによる火災のニュースをよく見ますが、そのほとんどはホームセンターで売っているようなダルマストーブを素人が設置、メンテナンスをよくしていないケースです。

きちんと薪ストーブを扱えば、とても役に立ってくれます。
境内の木々の整理や浦佐城跡の整備にも大いに役立ってくれると思い、また築50年近く経った千手院の庫裡も暖まり、冬の屋根からの落雪もスムーズにしてくれるでしょう。訪れる方にも薪の炎や香り、ぬくもりは他の暖房器具にはないものを伝えてくれると思っています。
ただ乾燥しすぎるので、本堂の什物類にはよくないため、庫裡玄関への設置としました。

故・賢昭和尚の冬の寒さ対策には残念ながら間に合いませんでしたが、許してもらえるでしょうか・・・。

昨年、今年、来年前半まで、私はお寺の「設備投資」をキーワードにして過ごしています。
昨年は池の補修や本堂の冷房設備を整え、今年は庫裡玄関の整備、ストーブ設置、軽トラ購入などなど、大きく動かせてもらっております。
おかげで台所は火の車?状態なのですが・・・

若い時は「思った時がやる時だ」で良いと思うのですが、中年以降はやはりタイミングというのがあると思います。
知識、見識、胆識を三識といいますが、先ずは勉強して知ること、そしてできるだけ多くの現場を自身の目で体験し、考えること、そして知識と見識に基づいて決定したことは、ぶれず、動じずに、しっかり構えて前へ進めること。先人達の教えから学ばせてもらったことです。

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