戸たての薬師様
この1週間、いろいろ綴りたいことがあったのですが思うようにいかず、久々の投稿です。
浦佐毘沙門堂で開催されている菊まつりも11日で終了です。会期の間、冷え込みもあり越後三山は雪化粧。
少しずつ季節が移ろいゆきます。だんだんと白いものが平地へ下りてきますね~。
池掃除をし、越冬のため錦鯉たちもひとつの池にまとめました。水深が浅く越冬できるような設計の池でないため、清水を引いたり、いろいろ工夫をしているのですが、何とか無事に冬を越して欲しいと思います。
鯉達もそうですが、人間達もどんどん越冬の準備へ入っていきます。
昨日7日は戸たての薬師さまの宵晩。例年19時頃から薬師護摩を修法するのですが、参拝者の高齢化と今年は特に熊の出没が頻繁なため、13時30分から厳修いたしました。
今日8日は浦佐城薬師様の会の皆さんと一緒に浦佐城跡、薬師山へ登り、お参りをして山道の看板やロープ類を片付けてきました。5月8日に薬師様が山上へ登り、11月8日に山から下りていただくという、雪国ならではの行事です。
もとは山頂付近に小さいながらも「薬師堂」があり、そこへ薬師如来様が祀られていたという伝えです。いつかは不明ですが、薬師堂がダメになってしまい、御像は千手院本堂へ年中おかれるようになったとのこと。それまでは5月8日から11月8日までは薬師如来像は薬師堂に祀られていたのでしょう。
「戸たて」とは、薬師堂の雪囲いのことであります。
今年もまたひとつひとつ行事が進んでいきます。ありがたいことです(^0^)