諏訪さま

門前区に古くから祀られている諏訪大明神様・・・毎年祭礼日が8月27日となっております。

昨日、朝6時から霧雨の降る中、門前区の皆さんで掃除をしたりお飾りなどの荘厳をしてもらいました。ありがたいことです。

元は写真左下付近に祠があったのですが、河川改修工事のため現在の位置に移転しました。

26日、午後5時から祠前で読経をあげて御祈願いたしました。神事なのに僧侶が読経をあげるのです。不思議に思われるかもしれませんが、これが古くから行われてきたごく自然の形なのです。どこのお寺の本堂にも神棚がありますし、村の鎮守さまと呼ばれる神様への御祈願は、全国的にお寺の僧侶が任されてきたところが多いのです。

明治の神仏分離から、神様と仏様を明確に分けるよう「お上」からの号令があった訳ですが、歴史ある習俗や風習というのはそう簡単に変わらないのです。

「長く続くものには功徳がある」亡き老僧から教えられた言葉です。今でも諏訪大明神様の御祈願を千手院の僧侶があげているということ・・・神仏を敬い、大切にしてこられた先祖方の「功徳」のひとつなのだと思います。

「功徳」って何かの役に立つの?子供達からは素朴な疑問が聞こえてきそうです。

私は役に立つと思っています。自分の生きている間にそれを感じられるかどうか分かりませんが、その子や孫の代になって、「あぁ、こういうことかな・・・」と思えるシーンに出会うことが度々あります。

私が言うのもおかしいですが、功徳についても半分信じて、半分疑ってください。自分自身でよく考えて、決断して、真ん中の道を行くのです。そうやって歩んでいけば、いつか必ず分かる時が来るでしょう。

27日朝、晴れました~!

ささやかですが、こういうものを私は大切にしていきたい。

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