令和8年・開白の薬師様

毎年、5月7日の晩に浦佐城跡で祀られていた薬師如来様をご開帳いたします。

参拝の方達の高齢化により、数年前から時間を早めて13時30分から御護摩法要を執り行い、普段は閉まっているお厨子をご開帳します。

昔は本堂がいっぱいになるほど人がいましたが、今はささやかながら、なんとか続けているといった具合です・・・住職の力不足です。

8日の日は薬師如来様が浦佐城跡にお上りになり、浦佐にご縁ある方々の1年の健康をお守りくださるご縁日。昔から信者さんが実際の薬師如来像を背負い、城跡まで担ぎ上げます。

新潟県内には山に多くのお薬師さまが祀られていますが、今でも実際に薬師様を担いであがる山は、私の知る限りでは柏崎の白山と、この浦佐だけです。

薬師様が祀られる二の丸跡からの風景です。

浦佐駅が正面、実に眺めが良いところです。

昔の記録を見るとここに「薬師堂」がありました。春になるとお堂に薬師様を祀り、雪降り前になると薬師様を下ろして千手院に安置したのだと伝えられています。

薬師様に祈願を上げ、山菜をとりながら般若湯をいただき、鐘を鳴らしたり、ホラ貝を吹いて薬師様が山にあがったことを城下にお知らせします。

山の上へも年々登ることができる人が少なくなってきましたが、今年はなんと80歳半ばの方が、たまたま千葉からお墓参りに来たら、薬師様の日だったといって登ってきてくださいました。子供の頃、いつも薬師様に登って遊んだのだと懐かしいお話を聞かせてくれました。

八海山の田かき馬。

雪解けが早かったので、もうウツギが咲き始めていました。

午後から雷、荒天予報でしたので、少し早めにお参りを終えて下山。

15時過ぎからは土砂降りの雨模様になりました。雨にあたることもなく、今年も無事に楽しく薬師様のご縁日を迎えることができました。

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