お迎え準備
8月13日、ご先祖様をお迎えする準備が整いました。
仏器(仏具)をすべて磨き、香炉の灰をきれいにし、お墓掃除をし、盆灯籠を切りかえ、提灯飾りをし。
本堂内では位牌壇の掃除をして、歴代住職のお位牌を須弥壇の上におろして精霊棚を作ります。
本当は須弥壇とは別にして精霊棚は設けるべきなのですが、古式に則り、今でも同じようにしております。祓川からヨシを切ってきて、門を作り、杉の葉とホオズキをかけ、地域の特産八色スイカや季節の野菜、果物、またお盆の由来により、さいの目に切ったキュウリやナス、そうめん、エゴなど、喉ごしの良い食べ物を専用の鉢(施餓鬼鉢)にのせてお供えします。
他にも位牌壇や弘法大師さま、興大師大師さま、鎮守さまなど、あらゆるところにヨシやお供えをいたします。
ただお参りをしていると分からないと思いますので、綴らせていただきました。
雪の降らないところではヨシではなく、竹が主流です。これも雪国ならではです。
大切なのは、お盆の由来に意識を傾け、旬の物を、涼を意識して、できる範囲で無理をしすぎず、ご先祖様に手を合わせることです。
自分がしてあげたことはすぐに忘れなさい、しかし、人からしてもらったことは決して忘れてはならない。それが「報恩(恩に報いる)」という教えです。エラソーにスミマセン(^_^;)
良いお盆をお迎えください!!!