• 青春

    あっという間の1週間でした。

    千手院のしだれ桜もあっという間に満開になり、今年も見せてくれました!深淵のしだれ桜!!!一番良かったのはほんの3日間だけでした。本当に昼の池から想像できない、雪どけ水に映り込む、吸い込まれるような、怖いくらいの底なしのしだれ桜が夜に現れてくれました。

    その後は桜吹雪!遅くなっていたお地蔵様後ろの水子供養ののぼり旗を出して、最後の桜には間に合いました。いつもご供養をくださる方々、少々遅くなってしまい申し訳ございませんでした。

    桜は、花は本当にいいですね~。

    桜が終わり始め、次は僕の出番だといわんばかりにブナの芽吹き・・・この入れ替わりの光景、ブナの新緑も大好きです。

    なかなか山へ行けず、ご近所さんからいただいたコゴメ(ミ)。

    早速にウドまで頂戴しました。有難うございます。他にも木の芽もいただき、み~んな初物!!!本尊様にお供えしていただきます。写真は上部だけですが、山ウドは捨てるところがありません。全部いただけます。農薬も化学肥料もなし・・・ちょっと裏山へ行けば安心安全な食材があるのですから、こんな贅沢はありません。

    春の山は行けば何かが必ず収穫できるから、ホントいいですね~。今年はウグイスの鳴き声も例年以上に聞こえる気がします。

    そんな中ですが、急いで境内のゴミ箱や手すりを設置し、冬片付けをしていますが、まだ全部終わりません。

    一昨日、毘沙門堂境内の古山門の冬囲いを外し終えました。やっとすっきりです!

    この古山門に祀られる愛染明王様の修復が来月から始まります。約1年間の予定です。

    春になると皆さん「山が青くなってきた」と言いますよね。「緑になってきた」とはあまり言いません。この「春」と「青」で「青春」です。良い季節です。若く、勢いがあり、柔軟で、何でも吸収して上に伸びていきます。先々代住職と祖母も桜の季節に旅立ちました。私もかくありたい・・・春を迎えるといつもそう思います。

  • お世話になったあの人へ

    しだれ桜のライトアップを始めました。

    昨日咲き始めたかと思えば、夕方には3分咲きほどに・・・そして今日の暖かさで一気に満開近くなり、明日には満開を迎えます。

    ソメイヨシノは4~5分咲き、明日は一気に開くと思います。

    1日過ぎましたが、西の薬師山から昇る綺麗な三日月・・・しだれ桜下の池には見事な「深淵のしだれ桜」が映り込みました。お天気次第ですが、あと数日だけ見られると思います。写真家泣かせの深淵のしだれ桜・・・こればかりはなかなか写真で上手く撮れないようです。

    実物を見ると、本当にあの世に吸い込まれるような底なしのしだれ桜が小さな池に映り込みます。

    そして千手院の檀家さんではありませんが、一緒に西国三十三番観音霊場をお参りした方が旅立ちました。枕元でお参りをさせていただきました。良いお顔をしておりました。ご遺体には西国を回った笈摺、金剛杖が添えられ、ご朱印をいただいた掛け軸が飾られ、ご子息が介護疲れと最後の看取りで疲労困憊ながらも力を振り絞って来客の対応をし、不謹慎な言い方かも知れませんが「大丈夫だ」「導かれている」と思いました。

    何の根拠もありません。しかし、このような仕事をさせていただいていると不思議と感じられるようになるのです。ただの自己満足と思われるかも知れませんが、この人は無事に導かれ、大丈夫だと思います。幸せ者です。

    とてもお世話になりました。楽しかった思い出も有難うございました。

    今日の桜のライトアップは故人に捧げたいと思います。

    南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛。

  • しだれ桜、咲き始め

    今日のお昼・・・樹齢200年超えのしだれ桜が咲き始めました。

    なんとか昨日で危険箇所の枝下ろしが終わりました。作業の邪魔にならないようそのままにしておいた他の木々の雪囲いを午前中に外しました。

    本当は今日からライトアップしたいと思いましたが、午後からは宗派の最後の引継会議があり長岡へ。準備が間に合わないため明日からにしたいと思います。

    開花直前の作業で桜たちには申し訳なかったのですが、今年も無事に満開を迎えて欲しいところです。

  • 桜たち、もうちょっと待って!

    千手院のしだれ桜は樹齢200以上になっています。境内のソメイヨシノも80年近く経っており、上部は枯れが始まったり、病気で弱った箇所が多数あり、腐敗して落枝する可能性もあり昨日から専門業者に入ってもらっています。

    本当は11月~雪のある3月中に行いたい作業なのですが、業者の方達も冬は除雪の仕事等に出ていて、動けるのが4月に入ってから・・・これもまた仕方ありません。

    そして今年は小雪で、しかも2~3日前から急激に気温が上がり、一気に桜たちも色づいてきました。つぼみが固いうちに作業を完了したかったが・・・明日明後日には花が開き始めそう・・・。明日か明後日には作業が終わりそうなのでギリギリ間に合うかな?

    作業の邪魔にならないように他の木々の雪囲いも外していません。

    桜の他に、池のほとりの銀杏とモミジの木は本から切らざるを得ませんでした。根っこが池を破り始め、排水管にも入って水が詰まってしまうようになり始めたからです。お祓いをして「今まで有難うございました。」と手を当て、一声かけてから切らせてもらいました。切った木は乾燥させて、枝まで綺麗に燃やしてから、灰を畑に撒かせてもらいます。

    明日からの天気予報を見ていると、千手院の桜たちも来週中には満開を迎えそうな感じです。

  • 長年、春になると信者さんが境内のお地蔵様の頭巾などを奉納してくださいます。全部手縫いで、今このように縫い仕事を出来る人は稀になりました。

    今日は三十三回忌のご法事がありました。

    季節の変わり目、ご葬儀やご法事が続いています。檀家さんではないですが、先々代の住職の時から毎年お参りにきてくださり、その方のひ孫さんまでもが今も来寺してくださる、110歳を迎えられた信者さんもこの4月に四十九日を迎えました。大往生ですが、それでもご遺族は「もっと何かしてあげられたのでないか」と涙したり、なんていうご家族だろうと頭が下がります。

    また、突然の旅立ちとなってしまったが、最後にはしっかりとお子さんが見送りに来られた方々に挨拶を行ったご葬儀もありました。きっと「後は任せたぞ。頼むぞ」と言って旅立たれたと思います。穏やかな故人を想わせる春の日でした。

    そして今日の三十三回忌・・・、前にブログでも書きましたが、10年ほど前は誰もができていた三十三回忌、この期間の間に随分と意識の格差がでてきたように思います。三代、四代前までをさかのぼると、たいてい自分と似たような先祖がどこかにいるものです。ちょうどその頃の話を聞ける最後のチャンスが三十三回忌。親戚やご近所、お世話になった人が集まれる最後の機会です。

    コロナになってからはご近所はほとんど招かなくなりました。親戚も声をかけず、家族だけ、家族の中でも若手や孫は参列せず・・・、そんな光景が増えてきました。それも時代の流れなのかな・・・

    しかし、人間は忘れてしまう存在。忘れてしまった頃になにかやってくるのです。忘れてしまわないように、どこかでその記憶がとどまるように、ご法事にはその意味合いも大いにあると現場に立ち続けて実感しています。

    今日の三十三回忌には故人のひ孫さんの姿もありました。とても有難いことです。今日の事を覚えているかどうかも分からないような年齢ですが、きっと身体のどこかに記憶されます。そしてそんな記憶があるところに故人のメッセージが届く時が来ます。平坦な時ばかりではない、そんな時に、人に出会う、本に出会う、他人の話の中にピンと感じるものに出会う、風の流れを感じる時が来ると思います。

    だから先人達は何百年もご供養を大切にしてきたのだろうなぁ・・・と、今年は特に悲しい別れもあったので、しみじみ感じています。

    今日の法要を病気にむち打って、這いつくばるような気持ちで、執り行ってくださったお施主さまに心から敬意を表します。故人はさぞ喜んでくださっているでしょう。そして、そんな思いは御利益として、世代をまたいで必ず受け継がれます。

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