冬支度・・・

11月7日、8日は「戸たての薬師」
浦佐城跡から浦佐の民の健康を見守る薬師如来様が、雪降り前に里へ下りてくる・・・そう大切に伝えられてきた千手院の年中行事の日でした。

7日の夜には本堂で薬師護摩を修法して祈願を捧げます。
8日の昼頃にはご開帳した扉を閉めて、戸たての薬師が終わるのですが、今年は8日が本堂で葬儀になり、扉を閉めるのは夕方まで延ばしました。

この薬師様は江戸時代まで、城跡に簡単な建物だったと推測されますが薬師堂というお堂があり、そこで祀られていたそうです。そのお堂を雪囲いするところから「戸たて」と言うようになったのではないかと伝えられています。確証はないのですが・・・。

5月に山に登ったお薬師様が晩秋には山から降りてくる・・・雪国ならではの風習です。
私の知る限りですが、この風習が残っているのは県内では柏崎の米山薬師と千手院くらいだと思われます。

8日は1日雨模様でしたが、翌9日は快晴!

今年1番の冷え込みになり、越後三山の雪も少しずつ下っています。
9日は相当な雲海が広がったと思いますが、私は朝のドタバタで残念ながら見に行けませんでした。

昨日が快晴だったかと思うと、今日は低気圧がもたらす生ぬるい風のあと、朝から雨が降り始めました。この後グンと冷え込んでくるのでしょう。お天気がコロコロと変わっていくのが雪国の11月です。

そんな雨の中を、今日は浦佐城・薬師様の会の皆さんで浦佐城跡の看板や案内板の片付け作業がありました。
私はご法事があるため参加できずに申し訳なかったですが、こうやって協力して下さる方のおかげで山が保全できています。皆さんにお薬師様のご加護がありますように!!!感謝です。

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