お帰りなさい。
昨日までとはうってかわり、今日は比較的暖かく、時折青空も見える良いお天気でした。
そんな日に遠方からお寺においでいただき、ご法事と納骨がありました。
浦佐で若かりし日を過ごし、その後は他県で頑張り、お亡くなりになる前まで「浦佐に帰るんだ」と、よく口にしていたそうです。
私はその方とは面識がありませんが、お経を上げていても、何か気持ちが伝わってくるのです。
今は亡きその方だけではない、その想いに応えようとする残された家族の愛情というか、オーラというか、雰囲気が伝わってきました。
これから浦佐は厳しい冬の季節を迎えますが、浦佐を離れてみるときっと分かるのでしょうね。あの大変な冬を超えて春を迎える喜びを知っているからこそ、どこへ行っても頑張れるのだと・・・。
このお天気が安定しない季節に、これだけの青空と雪をまとった越後三山、川の流れ、落ち葉のささやきなどあらゆるものが、そしてご本尊様が迎えて下さいました。お帰りなさい・・・故郷っていいものですね。