ハッチョウガミと雲海!
毎年この時期の仕事のひとつに「ハッチョウガミ」があります。
お正月用の切り紙です。
このハッチョウガミをしめ縄に挟み込み、しめ縄飾りを作ります。
その年にもよりますが、大小あわせて300枚くらいを切ります。
写真は大サイズのもので、しめ縄につるすと写真左から「目出」、右の「鯛」で、上から「めでたい」という飾りが垂れるようになります。
このハッチョウガミはいつ頃から始まったかは定かではありませんが、先代住職が若い頃から切っていたので、私の分かる範囲では70年ほどは続いているでしょうか。
お寺に飾るものと、あとは御歳暮と一緒にお配りし、そのお宅で飾っていただいています。
今はホームセンターなどでも、きれいに切られたものがありますが、呼び名も違いますが、千手院ではこのようなものを作っています。
これを切るのに丸2日ほどかかります。
さて、話は変わり、今年は昨年よりも雲海が見られる日が少ないようです。
昨日、朝起きると外はかなりのモヤがかかり、かなり深い雲海が広がっているなぁ・・・と思いつつも、朝の仕事のため日の出には行けなかったのですが、9時過ぎに時間ができたので、急いで行ってみました。
昨日の雲海は相当深かったようです。
9時を過ぎてもこれだけの雲海が広がっていました。ちょっと雲海が深すぎて視界不良・・・越後三山も雲海に隠されてしまっていました。
ちょうどニュースで九州のラピュタロードという雲海スポットが話題になっていましたが、こちら魚沼の雲海もそれに匹敵するような雲海です。ただ、見られる確率が九州に比べればはるかに低いですが・・・。
南の方を見れば、正面には湯沢、谷川連峰などが望めますが、こちらも視界不良。写真左手前に小さい山が2つ見えますが、そこが坂戸城跡になります。
あさってあたりは雪の予報。
お寺から車で5分ほどの所なのですが、雪が積もるようになると、この地点までは行くことはできなくなります。
さぁ、今年はまだ雲海に会えるでしょうか?
12月中旬頃が八海山八ツ峰からの日の出になります。