根雪。

ここ数日、宗派の会合、お通夜、お葬式、御詠歌の数珠洗いなどが立て込んで、そのタイミングで結構な雪模様・・・浦佐はすっかり根雪になったようです。

数日前、墓地に通じる道がご覧の積雪。

昨日の毘沙門堂山門と大ケヤキの雪の華。
とてもキレイですが、雪降り当初の雪はとても重く、雪になれない枝達が最初に相当折られてしまいます。

また、よく見ると山門の中に雪が吹き込まないようにネットが張られているのが分かるでしょうか?
このネット張り作業だけでもかなり大変だと思いますが、これも毎年行われているのですから、お寺の仕事とはいえ頭が下がります。

今日は所用で新潟市へ行ってきました。
海沿いは風が凄かったですが、時折晴れ間も見えるお天気。道路に雪など全くありません。

しかし、帰りの高速道路では、長岡付近から真っ白になり、浦佐に来ると雪がボサボサと降っていました。同じ新潟県内でも、こうも違うものか・・・と毎年思います。
今も外から消雪パイプの水が流れる音が聞こえてきます。昨日の朝で墓地には私の膝までの積雪でしたから、約40cmくらい・・・この調子で降り続くと明日は70cmくらいになりそうです。千手院の墓地は山際にあり、浦佐駅からも徒歩10分程度の距離で、駅から標高もほんの少し高いくらいなのですが、実はこの「ほんの少し」の差で、雪の積もり方が結構違うんですよ~。

この差はきっと地元に住んでいないと分からないことだと思います。

この雪で完全に根雪になると思われます。
「根(寝?)雪」とは、地元ではもう春まで溶けることがない雪のことをいいます。

本格的な雪景色が見られるようになってくると、周囲からはちょっとため息が聞こえるようになりますが、私はあまりそう感じません。
冬には冬の良さがあるのですから、多少生活が不便になっても、雪の積もる土地に住む人だけに与えられる心の恩恵があると思っています。宝物は必ず一番足下に転がっているはずです。

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