七夕さま

七夕様の日に、台風8号のニュース、特別警報・・・大きな被害が出ないよう祈るばかりです。

今日はご法事がありました。その前には境内の草刈りをする予定でいましたが、今日の浦佐は1日中雨模様・・・空いた時間は宗派の仕事と書類の整理を行いました。

そういえば、先般のご法事のお斎の席で「川」のお話になりました。
故人が魚釣りが好きで、よく鮎釣りをしたとか、川でよく泳いだとか、連れられてどこどこへ行ったとか・・・、そんな昔話を聞いていくと勉強になることがたくさんあるのです。

私が小学生、中学生時分でも、まだ川遊びが楽々とできました。
夏休みになると毎日魚野川へ行き、ひと夏で何匹の鮎をつくことができるかを友人達と競ったり、川の中州で枯れ木を燃やし、暖をとりながらついた魚をさばき、ナイフで木の串を作り、魚を焼いたりしたものです。中学生になってからは部活が忙しくなりましたが、自然の恵みと厳しさ、恐ろしさを体感できた良い経験だったと思っています。そんな自分が今や僧侶なのですから、たくさんの魚たちに怒られそうです。

今はどうでしょう？
先ず川が大きく改修されて、どんどんと人工物ができました。学校でも危ないからと川遊びは禁止になりました。子供が川で釣りをしているだけで漁業権は？などとも言われるようになりました。火を使うなどはもってのほか・・・寂しい限りです。

世の中には人でも自然でも危険なことは一杯あります。
そういうことを感じたり、見極めたり、回避していく力というのは、子供の頃にいかに自然に身を置き、その有り難さと危険さとを肌で感じる訓練を積んでいくか・・・で、身につくものだと私は思うのですが・・・。

浦佐の子供達には逞しく育って欲しい。だから「コラー！！！」と、近所のお爺ちゃんに怒鳴られてしまうような子供達を見ると、何故かうれしくなってしまう自分です。。。

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