乙未歳
ご挨拶が遅くなってしまいました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
雪国の山寺のつたないブログですが、千手院の普段の活動が少しでもお伝えできたらうれしく思います。
毎年恒例、千手院の年始の間です。
お正月用に飾りをし、元旦は浦佐、そして今日は五箇と大崎地区のお年始でした。
今年のお正月は雪模様。今日も雪が降り続いております。
いつもの年の倍以上の積雪です。
お年始の蓬莱山飾り。今年は住職が退院して自分で作ってくれました。
今年は乙未歳ですね。どんな年になるのやら。
私は勉強を始めたばかりの頃、この十干と十二支の意味の深さにとても驚きました。「未」というだけでも、とても多くの意味があるのです。数に例えれば「7」です。皆さんは子丑・・・と数をとっていくと、未は8番目だと思うでしょうが、実は丑が1番目になります。他にも季節感や様々な意味が東洋の歴史の中で培われています。
そして「干支」と私たちは普通に言いますが、これは「十干十二支」の省略した形。上には必ず十の干がつきます。それが今年は「乙」となるわけです。今年は「乙未(きのとのひつじ)」となる訳ですが、未歳は12年に1回まわってきますが、この乙未という組み合わせの年は、60年に1回しかまわってこない訳です。
それが「還暦」といい、暦が還ってくる訳ですね。
生まれたばかりの子供は「赤ん坊」、そういう理由で、還暦の祝いには赤いずきんやちゃんちゃんこを着るようになるのですが、平均寿命が伸びた今では88歳の米寿あたりで、そのように御祝いする人の方が多いかも・・・。
私は住職の還暦の御祝いには赤い文字盤の腕時計を送りました。
この乙未歳の簡単な意味合いは、お寺通信新年号に載せてあります。
あとでHPにアップしたいと思いますので、興味ある方はご覧になって下さい。
心と身体が健康であることが何よりの幸せだと思います。
皆さまにとって良い1年になりますように、心からお祈り申し上げます。