送り火・・・

皆さん、いかがお盆を過ごされましたか?

千手院では13日の午後から歴代のお墓にお参りし、お檀家さんのお墓に光明真言という御真言をお唱えしながら参ります。
私と弟で二手に分かれ、一方はお墓を、一方は普光寺さまの歴代住職のお墓と本堂にてお参りを行います。

お参りが終わり本堂に戻る頃には、ご先祖をお迎えにくるお檀家さんが多くなってきます。

簡単な夕食をとり、18時くらいから19時30分ほどの間、本堂で読経供養を行い、20時には本堂をとじまりします。

時代の変化でしょうか、20年ほど前までは午前中にはお墓参りの人影はほとんどありませんでした。
13日にポツポツとお参りの人たちが出始めるのは15時くらいからでした。

ですからお寺の方も、13日の早朝に祓川からヨシを切り出し、それから本堂や位牌壇のヨシ飾りをして十分間に合いましたが、今では午前中からポツポツとお参りがあるため、12日の夕方にはお盆飾りを完了しなければいけません。
しかしお墓に飾るヨシは12日に飾ると暑さであっという間にだめになってしまうので、13日の午前中に飾っています。

14日、15日はお檀家さんの棚経参り。
汗だくになってしまいますが、これぞお盆って感じです。

今年、千手院のお檀家になってはじめてお盆を迎えるお宅に伺いました。
そこには中学生くらいの若い女の子が同席していました。亡きおばぁちゃんを迎える初めてのお盆・・・。

お仏壇の前には牛にみたてたナスと、そして馬にみたてたピーマンがお飾りしてありました。
どう飾れば良いのかよく分からなかったのだが、見よう見まねでその女の子がお飾りしたのだそうです。

私は妙にうれしくなりました。まねてみようというお嬢さんの気持ちがです。

家に帰ってくる時にはキュウリの馬で早く、向こうに帰るときにはナスの牛でゆっくりと・・・季節の物、今ある物を使ってご先祖様を敬う気持ちが大切なんですよ~、とお話ししました。馬はキュウリが定番ですが、今の時期、ピーマンでも全然OKだと思います。なんて言ったら笑っていました。

ほおずきにしかり、ミソハギにしかり、季節感と遊び心を忘れたくないものです。

昔は皆さん心に、時間にゆとりがあったのでしょうね。
千手院本堂でもヨシ飾りを行いますが、私がお参りした中で今でもヨシを飾ってあるのは2件のお宅だけです。

もちろんこれも無理をする必要はありません。できる人ができる範囲でやれば十分だと思いますが、昔はそのようなゆとりを持ってご先祖様をお迎えしていたということだけは忘れてはいけないと思います。

昨日の夜は普光寺様境内で仮装盆踊り大会!台風の接近で雨が心配されましたが無事に終わったようです。

そして今日16日、千手院では歴代住職方、檀家さんのお位牌の前に早めのお昼をお供えして、お昼前か過ぎくらいにご先祖様をお送りします。
お送りした後は一斉に後片付け、こうして今年もお盆を終えることができました。今日はフェーン現象でしょうか、ものすごい暑さでした。

今のご時世、大人も子どもも本当に忙しい。
せっかくのお盆休み、旅行したり、身体を休めたり、みんなで遊んだり、旧友に再会したり、お休みを満喫してほしいですが、どうかそれと同じくらい、今は亡きご先祖様やお世話になった方々に思いをはせてほしいと願うものです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


前の記事

真心の一品

次の記事

ひと息