駆け込み寺?

10月に入り、朝晩は寒いくらい、日中は暑い~っ、というようなお天気が続いています。この分だと紅葉も良い感じになるでしょうか???

そしてこの時期から浦佐には見事な雲海が広がり始めます。条件の整った日はそう多くはありませんが、素晴らしい雲海が広がり、年々カメラを持った人達が増えているようです。ドローン撮影する人もいるみたいですよ。

さて話は変わり、浦佐には創部30年を迎えるジュニアのサッカーチームがあります。レベルも高く、この2年ほどでJリーガーも2名輩出した、地元に根ざしたクラブチームです。

Jリーグの傘下組織のような、プロの指導者がいる訳でもなく、監督と保護者がひとつになって作り上げられていると言っても良いかと思います。

凄いところは、監督のもとには現役はもちろん、卒団のOBやその家族等々、毎日のように人が集まり、飲み交わしたりしてサッカー談義に明け暮れたり、仕事や学校生活、子育て、様々な事の相談に乗ってくれるのです。

私はこの光景を見て、千手院先々代の老僧の活動の一端が思い起こされます。

若い親世代は何かあると監督のもとを訪れ、アドバイスを求めます。監督も嫌な顔せずに受け入れ真摯に向き合い、そして時には容赦ない言葉が返ってくることもあります。それでも毎日のように誰かが訪れるのです。ビールを飲みながらでも、厳しい言葉の中にも温情が感じられるからだと思います。

次の日が早いにも関わらず、深夜まで付き合ってくださるのです。

「子供達や親たちの人生の中の一コマに、俺の顔が少しでも残ってくれれば幸せだ」監督はそう話します。これってなかなかできない事です。平成、令和版の駆け込み寺のようです。

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