穏やかな旅立ち

ずっと冷たい雨に風に吹き荒れていたお天気が、昨日、今日だけは落ち着いたお日様に恵まれました。

昨日、そんな穏やかな日にお檀家さんのお一人が旅立ちました。住み慣れた家から、家族や友人、大勢のご近所さんに見送られ、有難い今生最後の日になりました。

前にもブログで書いたことがあります。どんなお仕事でも長年携わり、真剣に取り組んでいると、その事案を見ただけで「こうじゃないかな・・・」「ここに原因がありそうだな・・・」とある程度察しがつくと思います

へんな話、僧侶もそうなんです。お亡くなりになったお顔を拝見し、家族の様子を伺い、故人やご本尊様の御前で修法し、読経を上げ、その最後の雰囲気をよ~く見ると不思議と察しがつくのです。霊感でもなんでもありませんよ。

少し若かったですが、逝くべき時に、ご先祖様に迎えられ、穏やかに旅立たれたと感じます。終わりよければすべてよし。まさしく昨日のお天気が物語っています。いつもそう思い、自分もそのようにありたいと思っています。

今日、境内中の消雪パイプの掃除と古山門の防雪ネットをとりつけ、やっとのことで外の冬準備が完了しました。腰が悲鳴を上げております(T-T)

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