盆燈籠
本当は昨日飾るはずだった盆燈籠(切子燈籠)、台風の影響があったため、本日本堂前に飾りました。
高野山の形を伝える盆燈籠、浦佐出身の高野山金剛峰寺第393世座主の関栄覚大僧正の影響を強く受けたことは容易に推察できます。
伝承後は浦佐独自の切り方と色紙が加えられますが、その形は高野山のものと全く同じであります。
この形が残されているのは県内でも浦佐だけだと思われます。
そして今日は千手院で長年御詠歌を唱え続けられた方のご葬儀でした。
本当に多くのことを学ばせていただきました。
孫のような世代の私が導師を勤めることに恐れ多い気持ちが強かったのですが、反面、こうしたご縁をいただけたことに感謝の念もあり、少しでもお役に立てただろうか、ご遺族にもきちんと配慮できた葬儀式ができただろうか?なかなか答えがでませんが、いつも考えています。
夕方には門前春秋クラブの皆さんから、お盆の提灯張りをしていただきました。
もちろん私もお手伝いしますが、このような皆さんのおかげで毎年ご先祖様を気持ちよくお迎えできております。
盆燈籠に盆提灯、お盆の風景ですね~。
提灯張りをしていると、水子供養のお地蔵様前の風車に、あらまぁっ、夕方なのに蝉が孵化しているではありませんか!
まだ身体全体が透明で、飛べるまでにもう少し時間がかかりそうです。
小学校の自由研究で蝉の孵化を夜通しで観察したことを思い出しました。孵化行動は夜だけだと思っていましたが、明るくでも孵化するんですね~、知らなかった。
明日からはお盆の帰省ラッシュが始まるでしょうか・・・、墓地も1年で最も賑やかになる時を迎えます