立春
暦の上では春が訪れました。
浦佐は朝から雨模様。南風と雨で雪解けが進み、千手院脇の祓川もにごり水になっています。
お正月7日の門前区から始まったお日待、星祭のご祈祷も昨日の節分での星祭祈祷をもってひと段落といったところです。
昨日はご法事と星祭のご祈祷、心配事相談でした。
春を思わせる良いお天気、ご法事に訪れたお宅で着替えの部屋に通されると、ふと目に留まったカレンダーに「施した報いを求めず、受けた恩を忘れず」の格言が・・・、ご法事の方のお戒名に「報恩」の文字を入れさせていただいていたので、このご縁にあらためて感謝。故人の素晴らしい生き方がこの日を迎えさせてくれたのだろうと、感慨深く読経供養を行うことができました。
節分では千手院では独自に豆まきはしておりません。
昔から普光寺様で行われていたためです。夕方になると井口巻の本家様が普光寺様からやってきて千手院本堂内に豆を撒いていってくれます。
暦の世界では、節分が大晦日、今日の立春が平成31年のスタートになります。
今年は先代住職がいない関係でかなりハードなお正月となりました。
こんなスケジュール管理ではなっていないのですが、3ヶ月ぶりに今日はフリーをいただきました。
プライベートな身の回りを整理し、毘沙門堂、白山様、そして千手観音様をお参りし、静かに本を読んで平成31年のスタートです。
今年は先代の一周忌、晋山式、他にも白山大権現像の修復、薬師稲荷大明神様の鳥居再建、墓地通路の土木事業などなど、大きな仕事が目白押しでまさにイノシシのように突進しなければならない年となります。
私が今やるべきことは何なのか?何事も中途半端にならないよう、慎重に、丁寧に、そして前向きに歩みたいと思います。
よく勉強して知識を身につけ、経験をつみ、見聞を広げて見識を重ね、それをもとに慎重に決断した後は、肝を据えた胆識をもち、三識の上に立ってイノシシのように(笑)前へ進みたいと思います。
千手院がより良くなるよう、檀信徒の皆さんのお役にたてるお寺であるよう、楽しみながら精進していきたいと思いますので、あらためまして今年も宜しくお願い申し上げます。