十二講
今日は十二講。
今年の山の安全と五穀豊穣、家内安全を祈る伝統行事です。
朝、6時30分から読経をあげました。
写真もご祈祷が終わってからなので、少々よれよれです。
信者さんが作ってくれる弓矢です。
他にも雪の祠を用意したり、信心のおかげさまで十二講が今に受け継がれています。
今年は雪が少なく、祠作りも大変だったようです。
読経後には、この弓矢で1本を的にめがけて、1本を山の方に向かって、計2本放ちます。
ご祈祷後、明日から雨や雪の天気予報だったため、予定を急遽変更してチェーンソー片手に木を切りに。
薪ストーブの薪の切り出しです。
昔はこの十二講の頃から本格的に春木山と言って、山から木(ボイ)出しが行われていたとのこと…。
薪ストーブは私の道楽も兼ねていますが、一番の目的は薬師山(浦佐城跡)の整備です。
木を切り、新陳代謝を進めないと山は荒れる一方で、遅くなればなるほど手がつけられなくなるばかり。
ただ、切った木をそのままにしておくのもしのびなく、薬師さまに感謝を込めて、できるだけ有効に使わせていただきたいという思いから薪ストーブの設置になりました。
こんなささやかな時間が、一番落ち着き、幸せを感じられるのも確かなのです。